日本滞在記11(完結編)

日本滞在記11(完結編)

 デボラさんを6月12日の朝に関西空港へ送っていって、その足で私の母校、大阪府立大学へ直行。
私の研究室時代の恩師、中西繁光教授(現府立大学副学長)のお誘いで、「どのようにしてヴァイオリン製作を志すことになったのか」、学生さんたちの前で講演することになったのでした。

少し早めに到着し、学内を少しお散歩。懐かしい~! 私が卒業したのがもう14年前。でも当時の面影が少なからずあり、思わず学生時代にもどったような気分でした。
懐かしさもひとしお、講演の時間も近づいてきたので、とりあえず、学長室へ。
学長室では、南 務学長と、私の恩師中西繁光先生が温かく迎えていただきました。
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チャイコフスキーコンクールで2位をいただいたヴァイオリンを前に、つのる話もたくさん。中西先生、お懐かしゅうございます~。

おだてられて、学長室で一曲披露。よろこんでいただきました。
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公演時間も近づいてきたので、最後に記念撮影。
左から、南 務学長、私、そして私の恩師の中西繁光副学長です。
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 講演会場は、私も学んだ学部の大教室。そこへ学生や先生たちが100人近く来ていただきました。

 でも、この依頼を始めて聞いたのは日本へ出発直前。そしてこの講演直前までデボラさんの観光同行していたため、何を話せばいいのか、なにも考えていない! びびり始めた私に、「思っていること、事実をそのまま話したらいいんだよ。」との、教授の温かいお言葉。 ほんじゃ、思ったまま話そうと、肝を据えて講演会場に入った私でした。
 学生時代、お世話になった寺岡義博教授の司会のもと、まずは4月に放映された私の出演番組「グッと!地球便」をみなさんに見ていただいて、それから私の講演に入りました。まずは、学生時代のこと、趣味で楽器製作を始めたこと、サラリーマン時代、それに脱サラしてイタリアに渡ったことなど。話すことを考えながらのたどたどしい話になってしまいましたが、みなさんの熱心さが私の心に伝わってきて、言葉があふれ出る感じがしました。
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 後半は質疑応答。皆さんからの熱心な矢継ぎ早の質問に、私もつい熱が入りました。私も当時そうでしたが、若い学生の皆さんは、やはり「どの道に進もうか」とか「一生かけて打ち込める仕事」で悩んでらっしゃるのだなと思いました。私も、13歳のころからヴァイオリンに魅せられ、独学で製作と演奏を始めました。その後大学を卒業するまで10年、そしてサラリーマンとして6年の間趣味で楽器製作を続けておりました。そこまで魅せられた楽器製作でしたが、本当に自分が進むべき道はこれだと決断できるまでは、それまでの時間が必要だったわけです。その分、決断したからには迷いもなく、一生続けていく自信ができました。そんな私のつたない話をさせてもらったのですが、若いみなさんに少しでも参考になってくれればと思います。
 約1時間半の講演時間もあっという間に過ぎ去り、最後に皆さんに私のヴァイオリンを実際手にとって見ていただき、また私のつたない演奏も聞いていただきました。
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学生さんの中には大学オーケストラのヴァイオリン奏者の方もいらしたようで、私のヴァイオリンの試奏もしていただき、楽しんでいただけました。
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 私も、初めての講演ということで、つたないところもたくさんありましたが、若い学生たちの熱心さにエネルギーを貰ったような気分で、心に残る講演会となりました。熱心に聞いていただいた学生さんたち、先生方、そしてこういう場を準備していただいた中西教授、寺岡教授その他の関係者様に感謝の念がたえません。どうもありがとうございました。

 それから、ご紹介が遅れましたが、2008年春に発行された大阪府立大学の大学広報誌OPU Vol.3「躍」に私を取材していただいた記事が掲載されました。
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この広報誌は、インターネットでPDF形式でも無料で配布されております。
見たい方は下記の大阪府立大学情報誌OPUのページよりダウンロードしてください。
1冊丸ごともダウンロードできますが、単独記事は、「OPU Interview06」でダウンロードもできます。

大阪府立大学 大学情報誌OPU Vol.03「躍」
http://www.osakafu-u.ac.jp/info/about/opu/vol03/index.html
さてさて、春の日本滞在記もこれでお終いです。
私も日本での最後のひと仕事を終え、韓国から帰ってきたデボラさんと一緒にイタリアへ帰っていきましたとさ。めでたし、めでたし。 あ~、疲れた!!
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by akiravln | 2009-01-04 07:08 | 工房日記 | Comments(0)

イタリアのクレモナで活動しているヴァイオリン製作工房
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