新作ヴァイオリンと弦楽器フェアのお知らせ

またまたごぶさたしておりました。
私は夏休みもバカンスもなく、土・日もなく、仕事しておりました。
今回、いくつかの仕事も片付いて、本日やっと2ヶ月ぶりの日曜日で一息ついております。

本年も弦楽器フェアに菊田さんと天野さんと一緒に参加します。
会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

 2011弦楽器フェア
  会  期 2011年11月4日 (金)、11月5日 (土)、11月6日 (日)
  開場時間 10:00 AM. ~ 6:00 PM.
  会  場 科学技術館 東京都千代田区北の丸公園2-1
  入場料金 1,000円(全イベント3日間共通券。高校生以下無料)

私たちは例年通り、宮地楽器小金井店のブースで皆様をお待ちしております。

先日、弦楽誌「サラサーテ」Vol.42が発売されて、私たちのフェア参加の告知広告が掲載されております。
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菊田さんは新作ヴァイオリンと42cm新作ヴィオラ、天野さんは新作ヴァイオリンを展示予定です。
私は、新作ヴァイオリン数台と41cm新作ヴィオラを展示予定です。
ちなみに41cmヴィオラは現在製作途中! はたして間に合うのか!?
また、私の展示楽器の中には、すぐにご購入いただける作品も展示予定です。お楽しみに~!

本年の宮地楽器ブースでは、客観的に音を聴いてみたいというお客様のご要望から、当ブース内楽器に限りプロの演奏者による試奏代行も企画中です。ご希望の方はお気軽にお申し出くださいませ。

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さてさて、久しぶりに新作ヴァイオリンが完成しました。
これは本年5月はじめに作り始めた楽器です。
みなさま覚えていらっしゃるでしょうか?
5月2日のブログ「お知らせなど」で少しご紹介した、蝶杢(マスキアトゥーラ)と言う模様が入った表板を使ったヴァイオリンです。
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なんと、ヴァイオリン1台に4ヶ月かかってしまいました~!
もちろん、他の仕事もしながらですが、時間がかかりすぎですね。
今回、時間を度外視して、蝶杢をより浮き立たせるように、仕上げやニス塗りを工夫しておりました。
その分、いい感じで仕上がったと思います。
コンパクトデジカメで撮影したので、なかなか楽器の仕上げの雰囲気が写真で出ませんが、実物は表板の模様が浮き出るように仕上がっております。

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写真ではなかなかわかりませんが、蝶杢(マスキアトゥーラ)が表板前面に浮き出るように見えます。
私のいつもの仕上がりと少し異なって、赤みがかったニスによる少しマット仕上げにしております。
音も、深い芯のある音が出ております。完成して間もないので、ニスも完全に乾いておらず、まだ少し篭もりぎみの音ですが、これからどんどん乾いて、メリハリのある音になると思います。

ちなみにこの楽器、うまくいけば弦楽器フェアで展示できるかもしれません・・・。
(今のところ、不確定です・・・)
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Commented by ebata at 2011-09-11 20:28 x
高橋さん、ご無沙汰しております。
お忙しいようですが、体調など崩されてはいませんか?

本当に久しぶりの書き込みになってしまって恐縮ですが、
蝶杢のあまりの美しさに筆を取りました。
綺麗な楽器ですね!
しかも時間をかけて丁寧に作られたのですね。
ぜひ実物を拝見してみたいです・・・!
あわよくば弦楽器フェアで見られるかも、と楽しみにしております(^^)♪

前回の食虫植物園クイズも面白かったです。
イタリアの日差しなら植物もモリモリと育ってくれそうですね。
Commented by すーさん at 2011-09-12 11:19 x
なかなかブログがアップッデートないのでハラハラしてました。
赤柿色で素晴らしい色合いですね。
Commented at 2011-09-13 18:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by シカ at 2011-09-13 20:13 x
高橋さん、こんにちは。クレモナでお世話になったシカです。
ずいぶんとお仕事に打ち込んでいた御様子ですね。黙々と、音作りに精を出す姿が私の心に浮かんできました。私が目にした蝶杢のヴァイオリンは、まだホワイトヴァイオリンでしたが、なんとも煌びやかで目を奪われる作品となったのですね。賜紀嬢のお言葉をお借りしますと、この素敵な高橋さんの「ヴァイオリンの声」が是非聞きたいです。
「弦楽器フェア」には必ず伺いますよ~ん!再びお会いできる日を楽しみにしています。
Commented by 高橋 at 2011-09-14 16:09 x
ebataさま、こんにちは。 ご無沙汰しております。
震災や津波は大丈夫でしたか? 心配しておりました。
ブログの写真では、なかなか伝わらないですが、実物はより模様が浮き出てきれいですよ。 ぜひ弦楽器フェアで皆様に見ていただければいいのですが・・・。 (フェア直前にまた告知させていただきますね)
食虫植物も元気に成長しております。イタリアの日差しは強いですからね。
フェアでまたお会いできることを楽しみにしております。
Commented by 高橋 明 at 2011-09-14 16:14 x
すーさんさま、こんにちは。
はらはらさせてしまって、すみません。(笑) なんとか生きておりますよ。
今回の楽器は、私の最近の作品と雰囲気はだいぶん異なりますね。
特別な蝶杢の材料を使用して、その模様を美しく見せたいために、このような仕上げになったのです。 別に私の今までのスタイルを変えたわけではないのですが、私の楽器の別の一面を見ていただければ、と思います。 つるピカ仕上げでのっぺりとした仕上げもいいのですが、こういう荒々しい仕上げも好きですね。 すーさんさまの好みはいかがですか?
Commented by 高橋 明 at 2011-09-14 16:24 x
非公開コメントさま、こんにちは。
その節は、工房まで来ていただきありがとうございました。
また、今回もご贔屓いただいて、ありがとうございます。
製作家としてうれしい限りです。
娘さまにもどうぞよろしくお伝えくださいませ。
できるだけ早くお手元に届くように私としてもがんばりますので、いましばらくお待ちくださいませ。
また、弦楽器フェアではお会いできることを楽しみにしております。
Commented by 高橋 明 at 2011-09-14 16:28 x
シカさま、こんにちは。
そうなのです。工房で見ていただいた楽器が、このように仕上がりました。
そのときは白木だったので、蝶杢もほとんど見えなかったのですが、ニスを塗るとすごいでしょう。
白木完成の段階でブログにも掲載したかったのですが、白木で写真を撮ると、「真っ白」になってしまい、諦めていました。
でも、こうして完成報告を掲載できて、私もほっとしております。
フェアでまたお会いできることを、私も楽しみにしております。
新作楽器たちとともにお待ちしています。
Commented by スーサン at 2011-09-14 17:08 x
小生、自分の性格が大雑把なせいか、荒々しいゴツゴツ系が好きです。
Commented by 高橋 明 at 2011-09-15 06:34 x
スーサンさま、こんにちは。
ちなみに、私も性格は、いいかげんで大雑把でめんどくさがりのO型です。 私のわずかに残っている几帳面で完璧主義な面をすべて仕事につぎ込んでしまっているので、日常生活はますますいい加減になっている状態です・・・!
私も本当は、荒々しいゴツゴツ系が性格に合っているかもしれませんね。
これから、うまくゴツゴツ系も仕上げに融合していって、私のスタイルができていければと思いますね。 なかなか難しいですが・・・。
これからの私の変化を気長に楽しみにしていてくださいませ。
Commented at 2011-09-16 10:45 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ゆい at 2011-09-17 13:49 x
高橋さん、こんにちは!
またまた、素敵なバイオリンです(^^)v
いつもと少し違う仕上げとのこと、素人の私には写真だけだとまだよくわかりませんので、弦楽器フェアでぜひ拝見したいと思います。
早く、音を聴いてみたい! 楽しみにしております。

最近、バイオリンの音色って、だんだん変って行くんだな~と分かり始めました。(…って言うより、自分の弾き方が変わってきたのかもしれませんが^^;)
バイオリンの奥の深さに、ズブズブ…ずぶずぶ…
素敵な、またコワイ(^^;世界ですね(^^)!
Commented by のりのり at 2011-09-18 22:01 x
まるで雲のようですネ

空と雲が映っているみたいです(。・ー・)
Commented by きうち at 2011-09-21 09:07 x
今までと、趣の異なる、雄々しい感じの楽器ですね。
表板の表情がそう感じさせるのでしょうか?
年輪(木目)よりも杢が強調されているからなのかもしれませんね。
さらにfもやや斜めに、長くなく、幅を気持ち狭く切っていて、fの横棒の左右に段差をつけ、よりモダン~現代に近い感じが、クールな感じを強くしているのかもしれません。(素人の勝手な分析で済みません。)

>うまくいけば弦楽器フェアで展示できるかもしれません・・・
ぜひ、拝見できればと思っております。

宮地楽器小金井店のY本さんにお伺いしたところ、来日まで目の回るような急がしさで製作に取り組まなければならないとのこと、体調など崩されぬようご自愛ください。
Commented by 高橋 明 at 2011-09-22 04:30 x
スーサンさま、こんにちは。
クラドニ法を元に、何か統合できれば・・・と思っておりますが、未だに測定を続けているだけの私です。 クラドニ測定をしていて、「それで何かわかったの?」ってよく聞かれますが、まだ私はそこまでの境地に達していないのが正直なところです。 でも、いずれ何かわかるのでは?という淡い期待で続けております。 すぐ、明快に答えが出るのではないのは、楽器製作と同じですよね。
Commented by 高橋 明 at 2011-09-22 04:34 x
ゆいさま、こんにちは。
普段の仕上げと少し変えた仕上げも、いい感じでしょ!?
ゆいさまの楽器の雰囲気に近いかもしれません。
奏者に合わして、楽器も成長していきますし、奏者も成長していきます。お互いにいい刺激を与え合って、お互い成長できれば、お互い幸せだと思います。 ゆいさまの楽器も、喜んでいると思いますよ!
Commented by 高橋 明 at 2011-09-22 04:38 x
のりのりさま、こんにちは。
そうですね。不思議な模様が浮き出ているので、いろんな物に見えて、想像が膨らみます。 まっすぐではっきりした木目も魅力的ですが、うねって模様が浮き出る木目もまた、見た目には魅力がありますね。
私には海のさざなみのようにも見えます。
実物をぜひごらんいただけるように、がんばりますね! お楽しみに!
Commented by 高橋 明 at 2011-09-22 04:43 x
きうちさま、こんにちは。
きうちさまだからこそできる、鋭い分析、どうもありがとうございます。
弦楽器フェアでぜひ実物を見ていただけるように、がんばってみます。
来日まで、本当に目の回るような忙しさになると思いますが、そのプレッシャーに負けて、「もういいか~・・・」とならないようにがんばりますので、応援よろしくお願いします~。
by akiravln | 2011-09-11 19:43 | 工房日記 | Comments(18)

イタリアのクレモナで活動しているヴァイオリン製作工房
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