スクロールの完成間近!

本日もやっぱり仕事。毎日ブログを書くのもネタがないので、隔日でいいかも。レスもつかないし。3日坊主のところ3週間もっただけでもいいかな。なんて弱気な今日このごろ。

本日はニス塗り途中の楽器の色がいいかんじに仕上がってきたので、縁の部分の色を落として最終段階に入ってきました。
製作途中のスクロールも、正面の部分の彫り込みをしました。
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正面の、つまり頭の下ののど部分は一番作業がしにくい部分です。
丸ノミで彫っていくときに、勢いあまって糸巻き箱を傷つけないように、当て板をはさんでの彫り込みとなります。
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仕上がったアゴの下です。ここの部分の作業がなかなか大変です。工具が入らない!!!ヘタに削ろうとすると、他の部分を傷つけてしまう。
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目立たない部分ですし、綺麗に仕上げにくい部分ですので、手を抜こうとすれば抜けてしまう部分です。でも、私はこんな部分にもこだわってしまう。
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実際、大量生産の楽器ではこの部分はいい加減に仕上げられていますし、彫り込みも内側では省略されている場合も多いです。こんなところをみて見ても、楽器が丁寧に仕上げられているか、いい加減に仕上げられているかわかるのではないでしょうか?
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Commented by はた at 2007-02-21 10:50 x
ああ、そこ、嫌いなところです。
でも大きいナイフでざっくりと深めに削ると意外と早く出来ますね。
やすり目が残りやすいので、君に教えていただいたペーパーにカードを貼り付ける方法で仕上げています。ありがとね。
Commented by brandis at 2007-02-21 11:04 x
毎日見てますよー。
何気ない日常や楽器の写真を見ているだけで満足ですので、気楽に。

そこの部分、古い楽器だと結構適当ですよね。
年代によって、形もずいぶん違うし。
やっぱり現代の職人の方が几帳面なんでしょうか?
Commented by まーさ at 2007-02-21 21:49 x
そこです!そこそこ。
どーしてもノミが届かないんですが、特殊な工具とか使うんですか?
Commented by 高橋 明 at 2007-02-21 23:25 x
はたさん、早速の書き込みどうも。
あ~、びっくりした!僕の弱気になっているところが嫌いなのかと思ってしまいました。
スクロールの下の部分、大変ですよね。その上、糸巻き箱の中と同じく、あまり綺麗に仕上げても評価してもらえないところですよね。実際自分の楽器のスクロールの裏など見たことがない演奏者も多いのではないでしょうか?お互い報われない製作者としてがんばりましょう!(←えっ!?一緒にしないでくれって!?)
Commented by 高橋 明 at 2007-02-21 23:37 x
brandisさん、ごぶさたしております。
そのひとことが私を動かします。どうもありがとうございます。
古い楽器にはひどいのが多いですよね。正確さという点では現代の製作者の方がずっと上だと思いますよ。昔はヴァイオリンは実用本位でしたし、近代からの美術品や骨董的価値というのは生まれる前でしたしね。正確さや丁寧さは現代ほど評価されなかったのかもしれませんね。
そんな当時の中でスバ抜けて丁寧な仕事をしていたのがストラディヴァリやアマティでした。そういう意味でもすごいですね。きっと丁寧さ意外にももっともっといろんなこだわりがあったのに違いありません。こんな想像もおもしろいですね。
Commented by 高橋 明 at 2007-02-21 23:43 x
まーささん、どうも。
やっぱりノミは届きにくいでしょ!そこはそこで、いろんなやり方があるのですよ・・・うひひ!(←変態っぽい?)

それでは、次回の日記はまーささんのご希望にお答えして、「スクロールの裏の作業方法」を紹介します~! 私の丸秘テクニックを大公開!
わ~ぱちぱち!!! (←大げさ?)
by akiravln | 2007-02-20 23:43 | 工房日記 | Comments(6)

イタリアのクレモナで活動しているヴァイオリン製作工房
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