カテゴリ:工房日記( 214 )

弦楽器フェアのご報告


少し間が空いてしまいましたが、弦楽器フェア2016も無事終了しました。
来ていただいたみなさま、どうもありがとうございました。
また、今回来られなかった方も来年お待ちしております。

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今年は宮地楽器小金井店ブースとして我々クレモナの製作者を紹介してから記念すべき10回目の出展となりました。

私たち宮地楽器小金井店の、今回のブースです。
今回の参加メンバーは、菊田浩・高橋明・百瀬裕明・西村翔太郎、そして今回は数年ぶりに初期メンバーの天野年員さんが戻ってきてくれました。
例年のように、ずらっと楽器が並んでおります。
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西村さんのチェロが2台並んでおります。
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ヴィオラも大量です。右から2台目が私のヴィオラです。
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ガラスケースには私と菊田さんの最新作のヴァイオリンが入っています。
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これが私の最新作のヴァイオリン
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フェアが始まると、お客さんでごった返しです。
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宮地楽器小金井店の顔(?)、山本さん。
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そして、われらがヒーロー菊田さん。(初日はまだ元気そうです・・・笑!)
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今回、数年ぶりにブースに戻ってきてくれた天野さんも、お客さんとの久しぶりの再会です。
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新婚の西村さん(右)、今回チェロのお客さんがたくさんいらっしゃいました。。
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普段、もの静かな百瀬さんも、お客さんの対応には熱が入ります。
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そして、最後は私。時にはお客さんにねだられて私が自分の楽器を演奏することも。
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お客さんが多い時には、ブースにお客さんがいっぱいになり、私たちがブースから追いやられてしまう羽目に・・・!
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さてさて、今回は地下ホールで行われる試奏コンサートに私のヴァイオリンが演奏されました。(11月6日)
その本番数時間前に奏者の川畠成道さんによって、各楽器に合う曲目を決めるリハーサルが行われます。
まずはリハーサル室にて参加楽器が持ち運ばれます。
(手前から2本目が私の楽器)
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ヴァイオリニストの川畠さんが1台づつ試奏していき、演奏予定の曲の中から楽器に合う曲を選定していきます。
演奏予定の曲、バッハやイザイやパガニーニの無伴奏曲二十数曲の中から私の楽器で選定された曲は、なんとバッハのシャコンヌ。
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私にとっては感慨深いものがありました。・・・というのは、この楽器は、完成してから日本に持ち帰るまでの3週間余り、私がバッハのシャコンヌを弾いて、音慣らししていたのでした!

その想いが川畠さんに伝わったのか、偶然にもシャコンヌが選ばれたということです。

写真は、試奏コンサートにて製作者紹介の場面。(右から2人目の顔のでかいのが私!)
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本番は写真撮影禁止なので、演奏中の写真はありませんが、私の楽器で奏でるシャコンヌの暖かくて染みわたるような充実した音色は、特に製作者には感涙ものでした。(もちろん奏者の川畠さんの力量のおかげです)

そんなこんなで、今年のフェアも皆様のおかげで充実したフェアになりました。
どうもありがとうございました。
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次回のブログは、フェアの裏舞台、準備日のブース設営の模様などご紹介する予定です。

川畠さんのようにうまく弾けるように、シャコンヌ練習しよ~っと!
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by akiravln | 2016-11-14 10:46 | 工房日記 | Comments(2)

ごぶさたしております。
長らくブログを停滞させてしまって、すみません・・・!

気分を取り直して、弦楽器フェアの告知です。
本年も弦楽器フェアに向けて一時帰国します。
毎年恒例の弦楽器フェア、例年通り今年も宮地楽器小金井店のブースで皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

2007年から弦楽器フェアに参加を始めた宮地楽器ブース、今回は記念すべき10回目の参加となります。
昨年と同じく、クレモナで活躍する菊田浩さん、百瀬裕明さん、西村翔太郎さんらとともに参加いたします。そして、なんと今年は、数年参加ができなかった当初のメンバー、天野年員さんも戻ってきます!!

2017 弦楽器フェア

2016年 11月4日(金)~6日(日)
各日10:00~18:00
科学技術館
(東京都千代田区北の丸公園2-1)
1,000円
(3日間有効・高校生以下無料)

詳しくは、「宮地楽器弦楽器フェア出展のご案内ページ」または、
日本弦楽器製作者協会 弦楽器フェア オフィシャルページ」まで。

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(写真は昨年度の弦楽器フェアです)

私は2014年作ヴァイオリンと2015年ヴィオラ、そして最新作のヴァイオリンを展示予定です。
そして、最新作のヴァイオリンは11月6日(日)14:45~16:30の試奏コンサートにて川畠成道さんによって演奏される予定です。
(追加訂正 私の楽器は、休憩15分をはさんだ後半の部15:45~16:30で演奏されます。休憩中の入場も可とのこと)



と告知までしておいて、この段階で肝心の楽器はまだ完成していない・・・! 出発までがんばるぞ~!!

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by akiravln | 2016-10-19 16:34 | 工房日記 | Comments(4)

新年のごあいさつ

迎春! 新年あけましておめでとうございます。

昨年は、みなさまに大変おせわになりました。

私個人としては、いいこともわるいことも、楽しいことも悲しいこともたくさんあった2015年でしたが、みなさんのおかげでこうしてがんばってこれました。

本年は、よりいっそう精進して、みなさんに喜んでもらえる1年にしたいと思います。
2016年もどうぞよろしくお願いいたします。
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というわけで、年賀カードはクリスマスの改訂版!
改良箇所は、
① 悲しい雰囲気だった街路樹を楓の木に変えてみました!(これで背景の楽器の木と同じ木になります~!)
② クレモナの街並みをより暗くし、夕焼けに映えるシルエットになりました。
③ 楽器の反射を消して、より夕焼けっぽくしてみました。

よりかっこよくなったでしょ~? (えっ、変わらない? 今回も自己満足かも・・・泣!)

今回、お年玉というわけで、バージョンアップした年賀カードのノンクレジット版をアップします。
少しデータが重たいですよ~!
パソコンの背景などにご活用くださいませ~。
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本年もどうぞよろしくいたします~!!

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追記:
元旦のお遊びで、もう1バージョン作ってみました。

背景のヴィオラ裏板の木目をぼかしで消して、少しコントラストを高めて夕焼けっぽくしてみました!

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ううう・・・夕焼けっぽくはなったけど、また「おどろおどろしく」なってしまった。
明日からがんばって仕事するぞ~!
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by akiravln | 2016-01-01 07:50 | 工房日記 | Comments(8)

みなさん、クリスマスも済んで、いよいよ年末の準備にかかられていることだと思います。
・・・という私は引き続き仕事ですが・・・。

さて、クリスマスの25日に1日だけ仕事を休んでクリスマスカードをぶっつけで作成しておりました。
慣れた人だと、段取りよくサクサク進むはずだろう画像処理ソフト、素人の私が使えば、手描き以上のぶさいくさが残ります。
改めて、今回作りましたクリスマスカードを再度掲載してみます。
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ここでは、そんなてんやわんやのクリスマスカード作成秘話をお伝えします。笑ってやってくださいませ~!

まず、今年作った楽器を使って、どのようなクリスマスカードにするかを考えました。
トリエンナーレに出品したヴィオラの裏板がすごくきれいだったので、迷わずそれに決定!
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*ヴィオラの写真

では、その裏板の模様を使ってどうにかきれいな画像合成ができたらな~と考えていたところ、模様が海のさざ波のようだったので、それじゃ、「ハワイ島のダイヤモンドビーチから眺める夕焼け」と決まりかけていたのですが、私の想像力と画像処理能力では無理と判明し、没!(ハワイも行ったことないしね・・・)

じゃ、今住んでいるクレモナの街並みの夕焼けということで繰り上げ決定!
クレモナの街の遠くからの景色を過去撮影したアルバムから探してみると、数年前に行ったポー側沿いからのクレモナの街がありました。
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材料がそろい、いよいよ画像加工です。
クレモナの街の写真の建物だけを切り取ります。
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そして、暗く加工します。(シルエットっぽくなったかな?)
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そして、ヴィオラの写真は、上半分を使いました。
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まず、形が四角形でないので、あとで隠れる部分には同系色の色で塗りつぶします。
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四角形で地面を表現し、
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クレモナの街のシルエットを上乗せします。
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写真の左右から街路樹のシルエットを書きます。まずは枝!
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葉っぱは、難しいので点々で表現しました。写真下方に書いた点々を1グループとして、それを拡大縮小したり回転させたりしてランダム感をだしました。
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最終的に街路樹がこのように完成しました。
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後は切り抜いて完成です。
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パソコンソフト上での画像処理でも、タッチパネルやペンタブレットは持っていないので、通常マウスでちまちました手描きのような作業でした。

完成した画像がこちら。(文字やイラストを入れる前。イラストはフリー素材なので楽です)
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周りの街路樹の雰囲気がおどろおどろしくて、少しさみしい雰囲気になってしまったかも?
なんとか25日の午後に完成させてブログにも掲載できたのですが、それからまた夜遅くまでかかって納得いかない部分を作成しなおしてみました。よりエレガントに作り直したので、年賀状でリベンジさせてくださいませ~! お楽しみに~!!
(というように、私のクリスマスは丸1日中パソコンの前で格闘していた1日だったのでした・・・泣!)
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by akiravln | 2015-12-27 23:01 | 工房日記 | Comments(2)

メリークリスマス!

みなさま、あけましてメリークリスマス!

結局、更新が25日の午後になってしまった・・・!

今年のクリスマスカードをパソコン上で作成するのに6時間もかかってしまった・・・。

今回力作のクリスマスカードです。(私が画像処理ソフトに慣れていないだけだったりして)
タイトルは、「クレモナの街の夕焼け」。

少し悲しげな雰囲気になってしまいましたが、情緒ある雰囲気に仕上がって自己満足してます。
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そして、クリスマスイブの夜に撮影した、クレモナのイルミネーション画像です。
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今年のクリスマスカードの作成秘話(?)は、また改めて・・・。

それでは、みなさんよいクリスマスを!(日本じゃもう日付が変わってしまっているけど・・・)
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by akiravln | 2015-12-25 16:26 | 工房日記 | Comments(4)


遅くなりましたが、先日開催された弦楽器フェアのご報告です。
会場に来ていただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。いつも来ていただいている方、懐かしい方、そして今年新たにお知り合いになれた方、いろいろな人たちにお会いできて、製作者としてうれしい3日間でした。
この喜びを胸に、来年の弦楽器フェアに向けてより一層頑張りますね!

ここでは、会場に来られなかった皆様のために、今年度の宮地楽器ブースをご紹介します。

弦楽器フェアが開催された科学技術館。
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今年の宮地楽器小金井店のブースです。
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われわれ4人(菊田浩、西村祥太郎、百瀬裕明、そして私、高橋明)の作品が一堂にならびました。
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こう見ると壮観です!

ガラスケースの中には、私と菊田さんのヴァイオリンが飾られました。
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中央2台が私のヴァイオリンです。
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今年は、4人全員がヴィオラを展示しました。右端のヴィオラが私のです。
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そして、今年は初日のヴィオラ演奏会で、私のヴィオラが演奏されました。奏者は須田祥子さん。(写真は本番前の曲目選定時)
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今年も多くのお客様が我々のブースに来ていただいて、賑わいをみせました。
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菊田さんと記念写真!
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今年も私たちのブースに来ていただいて、どうもありがとうございました。今年は来られなかった方、来年はぜひ!お待ちしております~!!
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さて、弦楽器フェアそしてあわただしい東京滞在を終え、現在は地元の大阪で1年ぶりのしばしの休養をとっております。
そして、じっくりと鋭気を養い、次の一年への挑戦の準備をします。
そしてそれに必要な工具や資料、日本でしか手に入らないものを購入して、またイタリアの新たな1年へと出発するわけです。

今回も、いろんなものを買って帰りますが、その中で皆様にご紹介したいものがこれ。
クレモナのヴァイオリン製作者、石井高さんの著書『ヴァイオリンに生きる』です。
出版されて間もない新刊本です。
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石井高さんは、1970年(私が生まれた年!)にクレモナに渡り、ヴァイオリン製作者として活躍してきた人で、私や菊田さんの大先輩でもあります。残念ながら、クレモナのすべての弦楽器製作者たちに惜しまれ、本年9月17日にお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈り申し上げます。
 肝臓ガンだったとのことですが、周りには病気のことは内密にされていたようで、我々製作者仲間は大先輩の突然の訃報に驚いたものでした。しかし、石井さんはご自分の体のことを解かっておられたらしく、この本を人生の集大成として記されたようです。
 本文の中にあるように、自分の命がこの本の出版に間に合うようならば「まさに人生最後の晴れ舞台となるだろう」と書かれてあります。
 石井さんが亡くなったのは2015年9月17日、本書の第1刷発行が2015年9月16日。なんと出版の翌日、人生の最後の晴れ舞台を飾って、天国へ旅立たれました。
 ヴァイオリン製作者だけでなく、みなさんにもぜひ読んでもらいたい1冊です。


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Amazonページ
「 ヴァイオリンに生きる 」
石井 高 著
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by akiravln | 2015-11-10 21:37 | 工房日記 | Comments(10)

今年の最新作をご紹介します。2枚板の美しい裏板です。
完成して、クレモナから持って帰ってきたばかり! (製作者本人と同じく、今は少し時差ボケかも?)
この楽器も、弦楽器フェア 宮地楽器小金井店のブースで出品予定です。

完成したばかりのこのヴァイオリンもフェアでみなさまをお待ちしております~!!

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弦楽器フェアの宮地楽器小金井店ブースで、みなさんのご来場をお待ちしております!
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by akiravln | 2015-10-28 02:15 | 工房日記 | Comments(4)

前回ご紹介したトリエンナーレコンクールに出品した楽器(ヴァイオリンとヴィオラ)を改めてご紹介いたします。

今回、この楽器たちは10月30日~11月1日に開催される弦楽器フェアの宮地楽器小金井店ブースにて出品予定です。ぜひ皆様、会場で手に取ってみてくださいませ。
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フェア オフィシャルサイト 
宮地楽器 弦楽器フェア出店のご案内

まずは、ヴァイオリンから
このヴァイオリンは、トリエンナーレコンクールでは総合11位でした。裏板は美しい1枚板、表板は木目が強く浮き上がったような仕上げを目指してみました。
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次は、ヴィオラ。410mmの胴体長さです。
コンクールでは総合18位でした。このヴィオラも印象的な1枚板。表板の荒々しいほどの木目も特徴的です。コンクールの技術審査では高得点をいただきました。

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このヴィオラ、弦楽器フェアで開かれる試奏コンサート(ヴィオラの部前半10月30日(金) 12:00~12:45)にて演奏予定でず。お楽しみに~!

次回は、クレモナから持ってきた最新作をご紹介!! フェア本番まで間に合うのか?!
(間に合わなかったら、フェアに来てからのお楽しみということで・・・泣!)
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by akiravln | 2015-10-27 23:16 | 工房日記 | Comments(2)

9月からクレモナのトリエンナーレ国際楽器製作コンクールやモンドムジカ(クレモナの弦楽器見本市)などが重なり、あわただしい期間がすぎて、あっという間に東京の弦楽器フェアが迫ってきました!
今年は2015年10月30日(金)~11月1日(日)の3日間で開催されます。

宮地楽器小金井店の弦楽器フェア紹介ページ

今年も宮地楽器小金井店のブースにて、クレモナのヴァイオリン製作者、菊田浩、百瀬裕明、西村翔太郎とともに、私こと高橋明も参加いたします。
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第58回 2015 弦楽器フェア
主催   日本弦楽器製作者協会(JSIMA)
会期   2015年10月30日(金)~11月1日(日)  各日10:00~18:00
会期   科学技術館 (東京都千代田区北の丸公園2-1) ⇒ 地図・交通案内
入場料  1,000円 (全イベント3日間有効・高校生以下無料)

ぜひとも、みなさん会場にいらしてくださいませ~!!

私は、ヴァイオリン3台とヴィオラ1台を展示いたします。
宮地楽器の見本品であるヴァイオリンは昨年の作品ですが、その他はすべて今年の作品で、先日クレモナで開催されたトリエンナーレに出品したヴァイオリンとヴィオラ、そして 完成したばかりの最新作のヴァイオリンです。

その中で、今年の9月に開催されたクレモナのトリエンナーレ楽器製作コンクールに参加した楽器(私はヴァイオリンとヴィオラ)をご紹介いたします。

3年に一度クレモナで開催される楽器製作コンクール、トリエンナーレコンクール。今年は第14回。9月4日から10月11日まで開催されました。

 下塗りを終えて、やっと色ニスを塗り始める前のヴァイオリンとヴィオラ。
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この後、クレモナにも例年にないくらいの猛暑が訪れて、熱帯夜と猛暑の中で睡眠不足と過労でへとへとになりながらのニス塗り作業でした。

やっと完成した楽器たちの提出風景。
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専門の検査官が、コンクール規定に則っているかどうかを検査します。内部もライトを挿入して、中にラベルや焼印など製作者が特定される目印がないかを検査されます。
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提出楽器の数は、ヴァイオリンは195台、ヴィラオが82台、チェロ58台、コントラバスが16台の総351台。
その中で、コンクール規定に則っていない楽器などが落とされて、審査に進めて最終的に展示されたのがヴァイオリン191台、ヴィオラ80台、チェロ57台、コントラバスが15台でした。

提出後、楽器製作家の審査員5人が外観審査をし、その上位のごく一部が音響審査に進むことができました。音響審査に進めたのはヴァイオリン195台うち上位58台のみで、137台は外観だけで弾かれずに審査されてしまったことになります。ヴィオラの場合、82台のうち上位31台のみが音響審査を受けることができるという厳しい審査でした。

最終的に、外観・音響審査の点数を総合して、ヴァイオリン7台、ヴィオラ5台、チェロ6台、コントラバス3台の、計21台が最終音響審査に進むことができました。。
最終音響審査(ファイナル)は9月19日に一般公開で行われました。
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 審査員や一般入場者は、舞台前面だけに着席でき、奏者の前には大きなカーテンが張られており、楽器や奏者が見えないようになっております。
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 9月23日に、受賞発表・表彰式が行われました。
結果は、なんとヴァイオリン部門・チェロ部門・コントラバス部門が第1位なしという厳しい結果となりました。

翌9月24日から開催された、コンクール参加楽器の展示会の模様。
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私のヴァイオリンは、技術点・音響点も高く評価してもらえて、ファイナルに近くまで進めたのですが、ファイナルには食い込めず、総合第11位でした。
展示会の私のヴァイオリン。(写真中央)
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楽器を持って、記念写真!
ファイナルに残れなかったものの、いい成績を残せたので、少し安堵の表情!(笑)
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私のヴィオラは、外観はかなり高く評価してもらえたのですが、音は審査員の好みに合わなかったようで少し順位を落として、総合18位でした。
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工房の同僚の菊田浩さんも、お隣の第17位でした。並んで展示されました。
(柱を挟んで、左側が菊田さん作、右側が高橋明作)
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別室に展示された入賞者の楽器の展示室。
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今回、唯一の第1位受賞者は、ヴィオラのCharles Coquetさん(フランス)
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イタリアからは、ダヴィデ・ソラさんがヴァイオリンの第3位、日本人ではチェロでファイナルに残った永石勇人さんがファイナル受賞されました。おめでとうございます~!

そんな中で、元弟子だったデボラ・シャナメさんが大健闘してくれました。ファイナルは逃したものの、第9位に食い込んで高い評価を受けて、特別賞(サビーノ・プレティ賞)を受賞しました。
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おめでとう~、デボラさん。

最後に、再度告知! 宮地楽器ブースの「紅の豚」!(笑)
 ヴァイオリンを作らない豚は、ただの豚だ!!! ブヒ~!!
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個別の参加楽器の紹介は、また改めて・・・。(フェア本番までに間に合うのか?!)
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by akiravln | 2015-10-25 03:55 | 工房日記 | Comments(2)

先日、また次のヴァイオリンが完成しましたので、ここでご紹介します。
この時期、上半期の完成ラッシュです!
今回もストラディヴァリの1715年”Il Cremonese”モデルです。
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今回、この出来立てほやほやの新作楽器で私が演奏したのを録画してみました。
動画で使用した映像は、15年前のビデオカメラPanasonicのNV-MX2000。
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しかし、長年使わなかったので、動くだけでも奇跡! 画像が少しボケているのは、レンズにカビが生えたためだろうか?!

音声は昨年入手したSonyの音楽用ビデオカメラ、SonyのHDR-MV1を使用しました。
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まずは、手慣らしの演奏。曲ではなく、楽器の特性を見るための演奏です。


次は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲から冒頭部分を演奏してみました。


調子に乗った私は、現在練習中のJ.S.Bach「シャコンヌ」も弾いてみました。
まだ練習中で未完成ですが・・・。しかし、ヴァイオリン演奏はレイトスターターでほとんどの独学の私が「シャコンヌ」に挑戦するのは、無謀というかチャレンジャーというか怖いもの知らずというか・・・(笑) 
(ご存じない方のために、バッハの「シャコンヌ」は技術的にも音楽的にもプロのヴァイオリニストが一生をかけて勉強していくような難しい曲です)



私のシャコンヌを聞いて、気分が悪くなった方のために(笑)、お口直しならぬ「お耳直し」。Youtubeで見つけたプロが演奏するシャコンヌのお手本画像。
演奏はなんと、今をときめくヴァイオリニストのジョシュア・ベル!
使用楽器はなんとなんと、1713年製ストラディヴァリの“ex.フーベルマン”!!

演奏者の腕も楽器も演奏環境も録音も、私の映像とは雲泥の差がありますね! しかし、一番大きな違いは奏者のルックス!(←そこかい!!) 
さすがジョシュア・ベル、私のように音を外したりしない。でも、演奏に無駄な動きが多いところは似てるかも?!(笑)
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by akiravln | 2015-06-03 16:14 | 工房日記 | Comments(4)