メモ帳
高橋明ヴァイオリン工房
イタリアのクレモナで開業しています。
ホームページ(現在改装中)
http://www.interq.or.jp/
gold/akiravln/


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akiravln@dh.mbn.or.jp
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モスクワ旅行記―楽器返還編


 いよいよモスクワ旅行記のはじまりです。まずは初日の楽器返還です。
モスクワは氷点下とはいかないまでも、粉雪が混じる吹雪でした。4月末といっても恐るべきモスクワ! 真冬の防寒対策をしてきてよかった!
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 到着した日はもう夕方だったので、まずはホテルに入り、むちゃくちゃに揺れたアエロフロート機の疲れを癒しました。(笑)
 翌日は朝早く起きて身支度をばっちり整え、楽器返還のための準備をします。楽器は完璧に調整も終わっていて、もう何もすることはないのですが、最後のなごりを惜しむように磨きます。

楽器との別れの日、ホテルで楽器に最後の磨きを入れる菊田さん。服装もばっちり決まっております。
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それじゃ私も・・・と、磨き始めました。
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我々が楽器返還のために向かったのは、モスクワ市内の「グリンカ記念国立中央音楽文化博物館」。コンクール開催時、ここで楽器製作部門の審査や展示が行われたとのことです。
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まずは博物館前で記念写真。左の女性は現地の優秀な日本人コーディネーター兼通訳の人。この方の八面六臂の活躍で、我々のモスクワ滞在もうまくことが運んだのでした。この場を借りて感謝!
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中央入口を入ってすぐにメインホールがあり、グリンカさんの彫像がありました。グリンカはロシアを代表する作曲家とのこと。(知らなかった・・・)
そこでも菊田さんと一緒に記念撮影。
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 グリンカ音楽博物館の館長室に迎え入れられると、中には館長さんを含め楽器担当者やコンクール主催者、そしてロシア文化庁からなる委員会が我々を迎えてくれました。
 まずは博物館館長さん(写真右端)の開会(?)のあいさつ。いままで長い期間待たせてしまって申し訳なかったということや、我々の楽器を楽しみに待っていてくれたこと、そして楽器をモスクワまで持ってきた私たちを歓迎するという言葉をいただきました。
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 まずは私たちの楽器を取り出して、楽器の確認が始まりました。
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楽器を確認するのはグリンカ博物館の修理担当者でありコンクール時に審査員も務めたマエストロとそのお弟子さん。コンクール時に提出した楽器の写真と見比べて入賞楽器かどうかを判断します。
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でも、確認作業に時間がかかり、なにかぱっとしない様子。菊田さんの楽器の確認の時に私が気がつきました。菊田さんの楽器の確認に、私の楽器の写真を使っています。私が自分で撮影した写真なのですぐ気がつきました。楽器と写真が入れ違いになっていたのです! 私たちの楽器って、そんなに似てるのかな・・・。
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私がすぐに指摘して、「なんだそうだったのか!」と場の空気もなごみ、確認作業は一気に終了。にこやかに記念写真です。
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 ここで菊田さんが受賞した特別賞の副賞「金のミニカンナ」の授与式です。授与するのはコンクール事務局の責任者さんです。
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長年待ち望んでいた「金のミニカンナ」を受け取れて、菊田さんも大満足です。改めておめでと~菊田さん!
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 ここで、後日撮影させてもらった菊田さんの「金のミニカンナ」です。
このミニカンナ、純金製(?)でねじの部分に小さなダイヤモンドが4つちりばめられてあります。「第13回チャイコフスキーコンクール」のマークがついた小箱に入っています。
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側面には「Gold Plane」、そしてコンクール名が刻まれております。
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上部のねじ部の先には、小さなダイヤモンドが4つあしらわれております。
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美しいのはもちろんですが、カンナとしてもきっちり作ってあり、すぐでも使えそうです。
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 というわけで、私たちの楽器は無事コンクール側へと引き渡されたのでした。
楽器の見おさめの写真です。
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 無事楽器を引き渡せてほっとしている私たち。
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 でも、引き渡し式はまだ半分くらいです。これからロシア文化庁を含めて、私たちの楽器が正式にロシア国家財産に登録するための登録作業が残っております。
楽器担当官が、私たちの楽器の寸法を測っていきます。
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それをコンピューターに打ち込んでいきます。
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完成した書類にすべての出席者が署名していきます。
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私も菊田さんも署名しております。
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マエストロと文化庁担当館もサインしております。
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私もサインしました。慣れているサインですが、手が震えます・・・(笑)
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菊田さんも緊張した面持ちでサインしております。
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最後にグリンカ博物館館長さんがサインして、登録式が無事終了しました。
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無事終わってほっとしたところで、楽器を持って記念撮影。
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私も菊田さんも、無事大仕事を終えた安ど感が表情にあふれております(笑)。
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最後はグリンカ博物館ロビーにて出席者全員で記念撮影。私たちを歓迎してくれた「楽器返還委員会」の博物館関係者、コンクール事務局、ロシア文化庁のみなさんです。
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そんなこんなで無事楽器を返還できて、ほっとしております。
いままで長年手元にあった楽器とお別れになるのは少しさびしい感もありますが、楽器も納まるところに納まり、これからはモスクワの地で国家財産として永久に保存されるのも名誉なことだな~と思うようにしております。

さてさて、次回はモスクワ旅行記の観光編です~。おたのしみに!
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by akiravln | 2009-05-20 18:20 | 工房日記 | Comments(4)

モスクワに行ってきました

みなさま、しばらくの間ご無沙汰してしまい、すみません。

先日、前回のチャイコフスキーコンクールの件で、菊田さんと一緒にモスクワに行ってきました。
いままでの過程をざっと説明しますと、2007年6月に開催されたチャイコフスキーコンクール楽器製作部門、ヴァイオリンの部で第1位の菊田さん、そして第2位の私ですが、本来コンクール側に納められるべき私たちの楽器が他の参加楽器と一緒にロシア税関の問題でクレモナに戻ってきてしまいました。それから1年半もの間いろいろあって返還しに行けなかったわけですが、今回やっと楽器を納めにモスクワに行くことになったのでした。

 とはいっても、出発まで向こう(ロシア側)の状況がわからない不安な状態でした。「よく楽器を届けてくれた」と国賓待遇してくれるか、はたまた「いままで楽器を持ってやがって!」と自動小銃で撃ち殺されるか・・・(笑)!  出発までに心配していたことが思い出されます。
結果から先に言うと、国賓待遇とはいかないまでも、大歓迎してもらえました。少なくとも撃ち殺されなかっただけでもよかった・・・(笑)。我々が依頼した日本人の優秀な通訳者の応援のもと、コンクール事務局やロシア日本大使館、ロシア文化庁が全面的にバックアップしてくれて、我々のモスクワ滞在を無事終えることができました。

 2回の東京での弦楽器フェア、そして西池袋での日本ヴァイオリン製作研究会にて皆様に見て弾いていただいた我々の楽器は、無事ロシアの文化庁に納められ、国有財産として永久に保存されることになりました。いままで温かく見守ってくれていた皆様、どうもありがとうございました。

 とりあえず今回は、今回ロシアに納めた、チャイコフスキーコンクールで2位をいただいた私の楽器の写真と、モスクワで菊田さんとの記念写真を掲載します~。
 

楽器の写真は2007年末に日本に帰った時に、世界でヴァイオリンを撮影させたらこの人の右に出るものはないと私が信じている写真家の横山進一さんに撮影していただきました。
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モスクワで菊田さんと一緒に記念写真です。
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次回からモスクワ旅行記で皆様に紹介しますね~。みなさま、おたのしみに!
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by akiravln | 2009-05-05 21:26 | 工房日記 | Comments(9)




イタリアのクレモナで活動しているヴァイオリン製作工房
by akiravln
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