先日、ポーランドから無事クレモナに帰ってきました。
コンクール観戦もありましたが、いい保養になりました。

結果から言いますと、ポーランドのポズナンで開催されたヴィエニアウフスキーコンクールでは、イタリア人勢・日本人勢には残念な結果になってしまいました。
1位は韓国人、2位・3位はドイツ人でした。
私は2台出品して、19位と29位という結果でした。
全出品台数148台の中では、上位に食い込めたと思いますが、ファイナルに残れなかったのが残念です。
審査員の好みによるものだと思いますが、楽器の仕上げを丁寧に滑らかに仕上げたものよりも、荒々しく塗りっぱなしの仕上げが高得点を得たように思います。
そんな激戦で、弟子のデボラさんが、ファイナリストの10位に入ってくれました。
優秀な弟子を持って、私も喜んでおります。

とりあえず、コンクールが開催されたポーランドのポズナムの町並みの写真です。

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by akiravln | 2011-05-23 00:04 | 工房日記 | Comments(6)

新作ヴァイオリン

前回ご紹介した材料で作り始めたヴァイオリンが完成しました。
・・・というのは、うそです! (そんなに早く完成するはずないじゃん!)
昨年末から取り掛かっていたヴァイオリンが、先日完成したのです。
大き目の写真でアップロードしますので、クリックしたら拡大しますよん!

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さてさて、大仕事が終わった私は、本日から少しお休みを頂いて、イタリアを脱出!
仕事込みでポーランドまで行ってきます。1週間で帰ってきます。
ノートパソコンも持っていくので、現地からもブログ更新できるか!?
昨年末から、ほとんど土・日・休日なしに働いてきましたので、少し自分にご褒美ですかね。
といっても、バカンスではなく、お仕事がらみですが・・・。

そういえば、菊田さんも本日、日本に出発しました。
お互いにがんばりましょう~!
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by akiravln | 2011-05-10 16:21 | 工房日記 | Comments(8)

お知らせなど

毎回のことですが、ごぶさたしてしまい、すみません。
先日、大きな仕事が終わり、ほっとしている間もなく次の仕事をがんばっている明くんです。

さて、イベントのお知らせを少し。

東日本大震災のチャリティーコンサートが、宮地楽器小金井店で開かれます。
アマチュア室内楽奏者たちによる、室内楽コンサートです。
中でも、ヴァイオリニストの三ツ木摩理さんによる演奏で、シューマン作曲のヴァイオリンソナタ2番(抜粋)が、昨年我々3人(菊田浩、天野年員、高橋明)が製作した共同製作ヴァイオリンを使って演奏されます。

日時は、5月14日(土)17:30開場、18:00開演。
場所は、宮地楽器小金井ホールです。
入場無料ですが、座席数に限りがあるため、電話予約が必要です。
宮地楽器 小金井店 042−385−5585

詳しくはパンフレットで↓ (クリックで拡大しますよん!)
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天野さん、そして一時帰国中の菊田さんが、特別ゲストとして参加します。
私?・・・残念ながら私はクレモナで仕事です~!(泣)
菊田さん、私の分まで日本を満喫してくださいませ~。
そして、みなさん時差ぼけで会場に現れるであろう菊田さんを、よろしくお願いします。(笑)

(ちなみに、猫派の菊田さんブログに対抗して、犬派の私もブログタイトルを犬にしてみました!)








さてさて、あまり仕事の内容で更新していなかったため、「ほんとに仕事しているのか~!?」と思われる方も多いかもね!
昨年の年末から取り掛かっていた仕事は、公平を期すためにあえてブログで掲載しておりませんでした。(プラス、ほんの少しの怠慢!)
いい結果になれば、そのご報告と一緒に楽器の写真も掲載しますね~。
(悪い結果ならば、何もなかったこととして、聞かなかったことにしてくださいませ・・・)

というわけで、4月末からはじめた次の楽器の紹介を少し。
現在作業している楽器は、1715年製ストラディヴァリ「クレモネーゼ」モデルのヴァイオリンです。
今回使用した材料で特に目を引くのが、表板です。
どちらが表板かわかりますでしょうか?
下の写真の右側が表板用のスプルース材です。
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この表板、スプルース材なのですが、イタリア語でマスキアトゥーラと呼ばれる横方向のシマ模様がたくさん入っております。まるで裏板用楓材の虎杢みたいですね。
(写真ではわかりにくいでしょうか?)
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このマスキアトゥーラ、日本語では蝶杢、ドイツ語ではハーゼと呼ばれております。
この模様が入った材料はそれほど珍しくないのですが、これだけたくさん入っているのは珍しいです。私も使用するのは初めてです。
材料の質自体は大変よく、私の経験からもいい音が出そうな予感です。
さて、どんな楽器に仕上がり、どんな音が出るのか、たのしみです。
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by akiravln | 2011-05-02 02:59 | 工房日記 | Comments(6)