遅くなりましたが、先日開催された弦楽器フェアのご報告です。
会場に来ていただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。いつも来ていただいている方、懐かしい方、そして今年新たにお知り合いになれた方、いろいろな人たちにお会いできて、製作者としてうれしい3日間でした。
この喜びを胸に、来年の弦楽器フェアに向けてより一層頑張りますね!

ここでは、会場に来られなかった皆様のために、今年度の宮地楽器ブースをご紹介します。

弦楽器フェアが開催された科学技術館。
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今年の宮地楽器小金井店のブースです。
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われわれ4人(菊田浩、西村祥太郎、百瀬裕明、そして私、高橋明)の作品が一堂にならびました。
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こう見ると壮観です!

ガラスケースの中には、私と菊田さんのヴァイオリンが飾られました。
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中央2台が私のヴァイオリンです。
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今年は、4人全員がヴィオラを展示しました。右端のヴィオラが私のです。
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そして、今年は初日のヴィオラ演奏会で、私のヴィオラが演奏されました。奏者は須田祥子さん。(写真は本番前の曲目選定時)
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今年も多くのお客様が我々のブースに来ていただいて、賑わいをみせました。
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菊田さんと記念写真!
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今年も私たちのブースに来ていただいて、どうもありがとうございました。今年は来られなかった方、来年はぜひ!お待ちしております~!!
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さて、弦楽器フェアそしてあわただしい東京滞在を終え、現在は地元の大阪で1年ぶりのしばしの休養をとっております。
そして、じっくりと鋭気を養い、次の一年への挑戦の準備をします。
そしてそれに必要な工具や資料、日本でしか手に入らないものを購入して、またイタリアの新たな1年へと出発するわけです。

今回も、いろんなものを買って帰りますが、その中で皆様にご紹介したいものがこれ。
クレモナのヴァイオリン製作者、石井高さんの著書『ヴァイオリンに生きる』です。
出版されて間もない新刊本です。
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石井高さんは、1970年(私が生まれた年!)にクレモナに渡り、ヴァイオリン製作者として活躍してきた人で、私や菊田さんの大先輩でもあります。残念ながら、クレモナのすべての弦楽器製作者たちに惜しまれ、本年9月17日にお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈り申し上げます。
 肝臓ガンだったとのことですが、周りには病気のことは内密にされていたようで、我々製作者仲間は大先輩の突然の訃報に驚いたものでした。しかし、石井さんはご自分の体のことを解かっておられたらしく、この本を人生の集大成として記されたようです。
 本文の中にあるように、自分の命がこの本の出版に間に合うようならば「まさに人生最後の晴れ舞台となるだろう」と書かれてあります。
 石井さんが亡くなったのは2015年9月17日、本書の第1刷発行が2015年9月16日。なんと出版の翌日、人生の最後の晴れ舞台を飾って、天国へ旅立たれました。
 ヴァイオリン製作者だけでなく、みなさんにもぜひ読んでもらいたい1冊です。


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Amazonページ
「 ヴァイオリンに生きる 」
石井 高 著
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by akiravln | 2015-11-10 21:37 | 工房日記 | Comments(10)