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新作楽器の紹介

今回は、弦楽器フェアにて展示した最新作のヴァイオリンをここで改めてご紹介します。

弦楽器フェアでは、ガラスケースに収めていたこのヴァイオリン、完成して2週間足らずの、出来立てのほやほやでした。
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お客様のご要望で、1枚板の裏板です。虎目はあまり深くないのですが、さざ波のような緩やかでしっとりした模様です。
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音もしっとりとして柔らかく暖かい音色になりました。
(フェア最終日(11月6日)の試奏コンサートにて、ヴァイオリニストの川畠成道さんに弾いていただいたのがこの楽器でした。)
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今回、お客様のご要望で楽器にイタリア名のニックネームをつけることになりました。
こういう命名とかは苦手な私が、悩みぬいてつけた名前が「ベアトリーチェ」! ダンテの神曲からとりましたが、イタリアでは古くからある由緒ある名前です。

「ベアトリーチェ」ちゃんが、これからどういう成長をしていってくれるか楽しみですね。
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by akiravln | 2016-11-25 19:53 | 工房日記 | Comments(0)

弦楽器フェアの裏話(設営準備)

 裏話というほどではないのですが、一般のお客さんには通常見ることはできないブース準備の様子などご紹介しちゃいます。

 私たちの宮地楽器小金井店のブースは。毎年あまり変わり映えのないブースだと感じる人もいるでしょうが、今までいろいろな試行錯誤をして10年かけてまとめ上げてきたブースです。
 それでも、半年も前からメールなどでみんなで打ち合わせをして、よりよいブースになるように細かい改良もしております。
 
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 ここでは、設営でどんなことを我々がやっているのか、少しご紹介します。

 設営日はフェア前日の11月3日、お昼過ぎにフェア会場に集合。イタリア在住組は昨日到着して時差ボケ全開の人もいます(・・・私!)

 業者がしてくれるのはブースの壁(枠組み)だけで、それに長机が置いているだけです。
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まずは、机加工のグループと、パネル取り付けのグループに分かれて作業開始!
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机加工のグループは、長机の上に発砲スチロールの板を取り付け、長年の経験から割り出した絶妙な高さになるように加工! 
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その上から化粧布を取り付けます。
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パネル組は水平に基準糸を張り、それに沿ってパネルを取り付ける釘を打っていきます。
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パネルに吊るすためのテグス糸を結びつけます。
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慣れないテグス糸に悪戦苦闘する某製作者二人・・・!
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そこにさっそうと現る救世主 マエストロ天野!
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あっという間にテグスを取り付けてくれました。
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(さすが、釣りが趣味だけのことはある天野さんでした)

いよいよパネル取り付けに入ります。
パネルのテグスをひっかけるためのフックを壁に取り付けます。
背の高い人はそのまま、そうでない人は脚立に乗って・・・!
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近くで見ると、でかいパネルです。
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皆さん原寸大のパネル写真ですが、なぜか私だけ実物の顔のほうがでかいです・・・。
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今回、宮地楽器100周年を迎えるとのことで、100周年記念ヴァイオリン弓が発売されます。なんとフロッグに取り付けられた小さいレンズを除くと、写真が見えるとのこと!
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自分の肖像写真や、子供たちの写真、愛犬の写真など、ご購入者のご希望の写真を入れてもらえるとのことです。(詳しくは宮地楽器ホームページまで)

今回は、ほかのブースと背中合わせだったため、壁一枚向こうにはお隣のブースが・・・。
壁の釘打ちには気をつかいます。
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ブース設営も終わって、最終的にみんなで最終チェック! 
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こんな感じに仕上がりました~!
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さすが10回目ともなると設営の早いこと早いこと・・・! 
人数が増えたのもありますが、みんなで手分けして、2時間余りで完成!

これで、翌日から皆さんをお迎えするブースが完成しました。

やっていることは手作り感満載の大学祭のようですが、仕上がりはシンプルかつ洗練された品のいいブースになるわけです。

準備日の裏話はこれでおしまい。楽しんでいただけましたでしょうか~?


P.S. ちなみに設営作業に写っていない菊田さんは、さぼっていたわけではなく、写真撮影担当でした。
これらの写真も菊田さん撮影です~。





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by akiravln | 2016-11-15 21:36 | 工房日記 | Comments(4)

弦楽器フェアのご報告


少し間が空いてしまいましたが、弦楽器フェア2016も無事終了しました。
来ていただいたみなさま、どうもありがとうございました。
また、今回来られなかった方も来年お待ちしております。

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今年は宮地楽器小金井店ブースとして我々クレモナの製作者を紹介してから記念すべき10回目の出展となりました。

私たち宮地楽器小金井店の、今回のブースです。
今回の参加メンバーは、菊田浩・高橋明・百瀬裕明・西村翔太郎、そして今回は数年ぶりに初期メンバーの天野年員さんが戻ってきてくれました。
例年のように、ずらっと楽器が並んでおります。
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西村さんのチェロが2台並んでおります。
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ヴィオラも大量です。右から2台目が私のヴィオラです。
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ガラスケースには私と菊田さんの最新作のヴァイオリンが入っています。
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これが私の最新作のヴァイオリン
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フェアが始まると、お客さんでごった返しです。
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宮地楽器小金井店の顔(?)、山本さん。
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そして、われらがヒーロー菊田さん。(初日はまだ元気そうです・・・笑!)
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今回、数年ぶりにブースに戻ってきてくれた天野さんも、お客さんとの久しぶりの再会です。
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新婚の西村さん(右)、今回チェロのお客さんがたくさんいらっしゃいました。。
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普段、もの静かな百瀬さんも、お客さんの対応には熱が入ります。
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そして、最後は私。時にはお客さんにねだられて私が自分の楽器を演奏することも。
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お客さんが多い時には、ブースにお客さんがいっぱいになり、私たちがブースから追いやられてしまう羽目に・・・!
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さてさて、今回は地下ホールで行われる試奏コンサートに私のヴァイオリンが演奏されました。(11月6日)
その本番数時間前に奏者の川畠成道さんによって、各楽器に合う曲目を決めるリハーサルが行われます。
まずはリハーサル室にて参加楽器が持ち運ばれます。
(手前から2本目が私の楽器)
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ヴァイオリニストの川畠さんが1台づつ試奏していき、演奏予定の曲の中から楽器に合う曲を選定していきます。
演奏予定の曲、バッハやイザイやパガニーニの無伴奏曲二十数曲の中から私の楽器で選定された曲は、なんとバッハのシャコンヌ。
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私にとっては感慨深いものがありました。・・・というのは、この楽器は、完成してから日本に持ち帰るまでの3週間余り、私がバッハのシャコンヌを弾いて、音慣らししていたのでした!

その想いが川畠さんに伝わったのか、偶然にもシャコンヌが選ばれたということです。

写真は、試奏コンサートにて製作者紹介の場面。(右から2人目の顔のでかいのが私!)
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本番は写真撮影禁止なので、演奏中の写真はありませんが、私の楽器で奏でるシャコンヌの暖かくて染みわたるような充実した音色は、特に製作者には感涙ものでした。(もちろん奏者の川畠さんの力量のおかげです)

そんなこんなで、今年のフェアも皆様のおかげで充実したフェアになりました。
どうもありがとうございました。
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次回のブログは、フェアの裏舞台、準備日のブース設営の模様などご紹介する予定です。

川畠さんのようにうまく弾けるように、シャコンヌ練習しよ~っと!
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by akiravln | 2016-11-14 10:46 | 工房日記 | Comments(2)




イタリアのクレモナで活動しているヴァイオリン製作工房
by akiravln
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