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双子ヴァイオリンのご紹介

今回は、2020年に製作した2台のヴァイオリンを紹介致します。

これらは同時進行で製作した双子、それも全く同じ材料(同じ木の隣同士の材料)から同時に製作した一卵性双生児です。
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実際、作りはもちろん、外観や音色もほぼ差は無く、製作している私自身も作業中に何度も見分けるのに苦労する程でした。
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この、そっくりな双子を離ればなれにするのは可哀想な気がし、せめて所有される方が決まるまでは一緒にいさせたいとの想いで、宮地楽器にお願いする事に致しました。
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もし、2台ともご購入いただけるお客様がいれば、『ふたりのロッテ』の話の一卵性双生児の姉妹みたいに、仲良く弾いてもらえるのではないか、と希望もありましたが、現実には叶う事は無いと思っていました。
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ところが、先日来店されたご家族が同時に2台をご購入されたのです。

始めは中学生のお兄さんが分数サイズのヴァイオリンから大人用のヴァイオリンに変わるということで私のヴァイオリンに白羽の矢が立ったのですが、宮地楽器にはこの双子ヴァイオリンがあり、どちらにするかご家族全員でご来店されました。
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ところが、お兄さんと妹さんの意見が分かれて、それならばいずれ大人用ヴァイオリンになる妹さんの分も買ってしまおうということになりました。

はからずも私の願っていたような形になったこと、夢が現実となり、奇跡のように感じております。これでこの2台のヴァイオリンも末永く一緒に居られ、兄妹の息の合ったデュエットを耳にするのも遠い未来ではないでしょう。
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木材から、この世に楽器として誕生したヴァイオリン。その後の運命を考えると、人も楽器も不思議な巡り合わせがあるのだと感じられる出来事でした。
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# by akiravln | 2022-05-23 02:26 | 工房日記 | Comments(6)

宮地楽器 日本人弦楽器製作家プレミアムフェア2022

1月15日~17日、宮地楽器小金井店さんにて、日本人弦楽器製作家を集めたプレミアムフェアが開催されます。
もちろん、私の楽器も展示されます。
完全予約制になっており、予約は宮地楽器特設サイトより予約できます。
宮地楽器 日本人弦楽器製作家プレミアムフェア2022_c0108014_17275769.jpg
また、プレミアムフェアの期間中には、オンランを使った製作者紹介コンサートもあります。
私は1月15日の部で参加します。限定30名予約制で入場もできますが、Youtubeライブもあります。お楽しみに~!
宮地楽器 日本人弦楽器製作家プレミアムフェア2022_c0108014_17290018.jpg

# by akiravln | 2022-01-12 17:29 | 工房日記 | Comments(2)

クレモナの新居

改めて、明けましておめでとうございます。
昨年はいろんなことがあったのですが、私にとって大イベントだったのは、クレモナに来て初めての引越しをしたことです。昨年までクレモナに来てから21年間同じところに住んでいたのです。
引っ越したといっても、同じアパートの同じ階の奥の部屋。
ですので、日常の仕事をしながら一人で少しずつ荷物をはこびました。
そのため、引っ越しに3か月ほどかかってしまいました。

ステレオ(自作スピーカー)を設置したリビング。パソコン関係は中央に置きました。
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キッチンはリビングの一角。でも、コンロの上に換気があるので調理も安心。


隣は寝室です。
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寝室の反対側。奥の角にあるのは趣味の銅版画に使うでっかいプレス機です。
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壁には、横山進一さん撮影のヴァイオリン写真や、銅版画を飾りました。
奥の銅版画は、クレモナの銅版画家Vladimiro Elvieriさんの作品。

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リビングや寝室の壁には日本の銅版画家 門坂流さんの作品を飾りました。
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そんなこんなで10月ごろにやっと引っ越しも落ち着いて、新年をこの新居で迎えられました。
新しい環境で、クレモナ生活も新規一転がんばっていきたいと思っております。
今年は、長年止まっていた趣味の銅版画やロゼッタ(バロックギターのサウンドホール装飾)製作もまた始めてみたいな~。

こんな感じでさっそく正月休みに銅版画も始めています。
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いきなり、エングレービング!(エッチングとかではないのね)

プレス機をセッティングするとこんな感じ。土台の家具にローラーを取り付けて、簡単に配置を変えれるようにしました。
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昔作ったロゼッタです。
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バロックギターのサウンドホールに取り付けられてある羊皮紙で作られた装飾。
ロゼッタ作りの再開はまだまだ先になりそうです。

改めて思うと、なんで細かい作業の趣味ばかりしているのだろう?(老眼なのに・・・泣!)



# by akiravln | 2022-01-01 23:06 | 工房日記 | Comments(4)

新年あけましておめでとうございます

2022年、新年あけましておめでとうございます。
昨年はおせわになりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年の仕事納めは、ヴァイオリンのf字孔の仕上げ。最後に撮影した写真を年賀にしてみました。
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昨年はいろんなことがあった一年でした。コンクールもそうですが、なによりも私にとってはクレモナに来て初めての引越しがありました。そう21年間同じところに住んでいたのです。
そして、今回引っ越した先は、同じアパートの同じ階の奥の部屋。
次回のブログには新居のことも紹介できたらと思っております。

今年の抱負は仕事のことももちろん、趣味も充実していけたらと思っております。中断している銅版画やロゼッタ製作も新居で再開するつもりです。
コロナなんかに負けるか~!!

新年、みなさまにとってよりよい一年になることを祈っております。




# by akiravln | 2022-01-01 00:55 | 工房日記 | Comments(2)

イゼオ湖畔での展示会のご報告



イゼオ湖畔のピゾーニェで、過去のピゾーニェコンクールで優勝した作家の作品展が10月17日~26日まで開催されました。
私は2009年にヴァイオリン、2010年にヴィオラで優勝をいただいているので参加させていただきました。

この展示会は今年のピゾーニェコンクールと同時開催で会場も歩いて10分ほどにある、なんとMirad'orという湖上の展示場です。
マニアックな楽器も多いですね。
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私は最近の楽器がないので、昔の装飾(しすぎ)ヴァイオリンで参加しました。なんと1995年製!私がまだ日本でサラリーマン時代のアマチュア製作家だったころの作品。
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西日が当たるとまぶしそう!(笑)


みなさんマニアックな楽器で参加していて、私の装飾(しすぎ)ヴァイオリンでちょうどよかったくらい。(笑)

# by akiravln | 2021-12-26 23:33 | 工房日記 | Comments(2)

イタリアのクレモナで活動しているヴァイオリン製作工房


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