新作ヴァイオリン完成!
2010年 09月 06日
日本は今年は猛暑の夏だったようですが、イタリアは涼しい8月でした。
私はバカンス休暇も取らず、夏中仕事をしておりましたが、涼しくて仕事がはかどりました。
おかげで、夏前から始めていたニス塗りも無事終わり、ヴァイオリンが完成しました。
いい感じに仕上がっていると思います。
今回のヴァイオリンは一枚板の裏板で、見る角度や光の角度によって虎目が変化して、美しい模様が浮かびあがります。音は、反応がよく明るい音色です。
今回多めに写真撮影しましたので、ここでご紹介しますね。お楽しみください。
クリックすると2倍に拡大されますよん!
美しいです。言葉になりません。
日本の気候には、裏板が一枚板よりも張り合わせの方が向いていると聞いたのですが、一枚板は張り合わせにない貫禄がありますね。
先日、BSジャパンの再放送を拝見しました。
高橋さんも菊田さんも動画を通して拝見するのは初めてでしたが、喋り方も声もイメージ通りで、まるで知り合いの映像を見ているようでした。
とてもよい番組で、クレモナへの想いが更に深くなりました。
一枚板と二枚板は、それぞれメリットとデメリットはあります。どちらが良いか悪いかは一概には言えませんが、一枚板の方が変わった模様のものが多く、製作者としても作っていて楽しいです。(私だけかもしれまんが・・・笑) バーズアイメイプルや玉杢も面白いでしょうね・・・削るの大変そうですが・・・!
再放送も見ていただいてありがとうございます。お恥ずかしいです。菊田さんが主役でよかった・・・・!
クレモナにもぜひ一度遊びに来てくださいませ。いいところですよ。
名器だなんて、お恥ずかしいです。 cremonakugaさんの楽器の方が名器っぽい雰囲気がありますよ。
今回の写真、ブログで見直してみると、すこしピンボケっぽいですね。ポケットデジカメでの自前撮影ですし・・・。楽器の撮影の仕方、教えてくださいませ~!
美しい裏板に惚れぼれしました。まろやかな明るい色が虎杢にぴったりですね。一枚板だと音もまた変わってくるのでしょうか。
遅ればせながら、ミッテンヴァルト出品楽器の動画も拝見しておりました。高音の輝かしい音に、昨年楽器を手に取らせていただいたときのどこまでも弾き手に答えてくれるような感覚を思い出しました。同じ曲・同じ弾き手ということで、菊田さんの楽器との個性の違いもはっきり感じることができ、とても面白かったです。
バカンスを取らず働き通しとのこと、お疲れなのではないでしょうか。どうぞお体にはご自愛くださいね。
動画も楽しんでいただけたようですね。同じ曲・同じ弾き手で、楽器の違いがわかりやすかったのではないでしょうか。でも違いっていっても微妙なものですね。 しかし、同じ条件でも、同じようには弾けない演奏者の問題の方が大きかったりしますが・・・とほほ!
次回の作品も鋭意製作中ですので、楽しみにしていてくださいませ。
スクロールの雰囲気もすこしづつ変わってきているように思います。以前より目がコンパクトにクルリンとしている感じで1700年代前半のストラドの印象に近くなっている気がします。ますます私の好みです。(私の勝手な解釈&印象)パーフリングの感じとかリムやエッジの処理とか、全体の雰囲気はぜひ実物を拝見したいのですね~残念です。
閑話休題
このたびは、高橋さんはVaで、デボラさんはVnで
優秀な成績をおさめられたとのこと。宮地楽器のY様からお伺いしました。おめでとうございます
優勝Vaは日本で拝見できると
お伺いしております
高橋さんにお会いできることも
楽器を拝見できることも
両方楽しみにしておりますね
ではでは
あ、「整った顔」って、私の顔のことではないのですね・・・(笑)!
でも、楽器の顔をほめていただく方がうれしいです。どうもありがとうございます。最近は、できるだけ明るい色で上品に仕上げる方向になってきてますね。写真では模様の一面しか見れませんが、光の方向で模様がすごく変化する裏板もきれいですよ。
昨日、コンクールから帰ってきました。おかげさまで、よいご報告ができます。ありがとうございます。近日、このブログで詳しく紹介しますね~。お楽しみに~!