お知らせなど
2011年 05月 02日
先日、大きな仕事が終わり、ほっとしている間もなく次の仕事をがんばっている明くんです。
さて、イベントのお知らせを少し。
東日本大震災のチャリティーコンサートが、宮地楽器小金井店で開かれます。
アマチュア室内楽奏者たちによる、室内楽コンサートです。
中でも、ヴァイオリニストの三ツ木摩理さんによる演奏で、シューマン作曲のヴァイオリンソナタ2番(抜粋)が、昨年我々3人(菊田浩、天野年員、高橋明)が製作した共同製作ヴァイオリンを使って演奏されます。
日時は、5月14日(土)17:30開場、18:00開演。
場所は、宮地楽器小金井ホールです。
入場無料ですが、座席数に限りがあるため、電話予約が必要です。
宮地楽器 小金井店 042−385−5585
詳しくはパンフレットで↓ (クリックで拡大しますよん!)
天野さん、そして一時帰国中の菊田さんが、特別ゲストとして参加します。
私?・・・残念ながら私はクレモナで仕事です~!(泣)
菊田さん、私の分まで日本を満喫してくださいませ~。
そして、みなさん時差ぼけで会場に現れるであろう菊田さんを、よろしくお願いします。(笑)
(ちなみに、猫派の菊田さんブログに対抗して、犬派の私もブログタイトルを犬にしてみました!)
さてさて、あまり仕事の内容で更新していなかったため、「ほんとに仕事しているのか~!?」と思われる方も多いかもね!
昨年の年末から取り掛かっていた仕事は、公平を期すためにあえてブログで掲載しておりませんでした。(プラス、ほんの少しの怠慢!)
いい結果になれば、そのご報告と一緒に楽器の写真も掲載しますね~。
(悪い結果ならば、何もなかったこととして、聞かなかったことにしてくださいませ・・・)
というわけで、4月末からはじめた次の楽器の紹介を少し。
現在作業している楽器は、1715年製ストラディヴァリ「クレモネーゼ」モデルのヴァイオリンです。
今回使用した材料で特に目を引くのが、表板です。
どちらが表板かわかりますでしょうか?
下の写真の右側が表板用のスプルース材です。
この表板、スプルース材なのですが、イタリア語でマスキアトゥーラと呼ばれる横方向のシマ模様がたくさん入っております。まるで裏板用楓材の虎杢みたいですね。
(写真ではわかりにくいでしょうか?)
このマスキアトゥーラ、日本語では蝶杢、ドイツ語ではハーゼと呼ばれております。
この模様が入った材料はそれほど珍しくないのですが、これだけたくさん入っているのは珍しいです。私も使用するのは初めてです。
材料の質自体は大変よく、私の経験からもいい音が出そうな予感です。
さて、どんな楽器に仕上がり、どんな音が出るのか、たのしみです。
生きていらっしゃったんですね~(笑)
相変わらず精力的に活動していらっしゃる様子で、拝見していてこちらも嬉しくなりました(^^)
次のバイオリンも楽しみです。
表板に横のシマ模様っていうのもあるんですね。
初めて知りました。
お忙しいでしょうが、たまにで結構ですのでブログもお願いします。
楽しみにしています!
生きてますよ~!!(笑) 仕事疲れで、半分死んでおりますが・・・。
年々衰える体力をすべて仕事につぎ込んでしまっておりますので、ブログやホームページを更新する体力がなくなってしまうのですね。←いいわけ!
でも、ゆいさまのような激励が、私にやる気を与えてくれます。
がんばるぞ~!!
今回のヴァイオリン、写真ではわかりにくいですが、ニスを塗って仕上げれば、その表板のすごさがわかると思います。お楽しみに~!
関西の展示会、大成功を祈っております。
菊田さんが参加されますので、よろしくお願いします。
毎年思っておりますが、・・・来年こそは私もぜひ!!
今回の私のヴァイオリンも楽しみにしていてください。
生きてましたね~(笑)お久しぶりです。
高橋さんは犬派だったんですか!私は現在猫飼ってますが昔は犬も飼ってました。なので私は両刀使いと言うことで(笑)
私はハーゼの入った板は使ったことがないですが削ったときに取れやすかったりするんですか?ニスを塗った後の仕上がりも気になります。
お忙しそうですが身体に気をつけて頑張ってくださいませ~。
では、また。
私は、生まれてこのかた、家にずっと犬がいましたので、完全な犬派です。なぜか、犬の方も私が好きなようです。
猫も嫌いではないのですが、いままでほとんど接したことがないので、どのように接したらいいのかわからないのです。
さてさて、ハーゼの表板は、繊維がうねっているので、削りにくいです。虎杢ほどではないですが、逆目になるところがありますね。
虎杢のように、ニスを塗って模様がより浮き出ると思います。
今回の楽器は他の仕事も平行しながら製作しておりますので、時間がかかると思いますが、長い目で楽しみに待っていてくださいませ。