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弦楽器フェア2011のご報告

11月4・5・6日と3日続いた弦楽器フェアも皆様のおかげで無事終了しました。

今回もご報告が遅くなってしまいましたが、慌しい東京滞在を終え、地元の大阪に帰ってきて、やっとブログを更新することができました。

 junjunさま、ebataさま、シカさま、のりのりさま、sigheさま、きうちさま、そのほか、すべてをここに書くことはできませんが、お忙しい中をフェアに来ていただいたみなさま、どうもありがとうございました。
 
ここでは、ご報告を兼ねて、フェアの私たちのブースに来られなかった方のために私たちのブースをご紹介しますね。

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今回は、私たち3人の楽器が旧作を含め14台が一同に展示されました。
ブースも一回り大きい面積です。
私たちのブースには3日間通じて人波が絶えることがなかったほど盛況でした。
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ヴィオラは、私の最新作(左)と、菊田さんの旧作(中)と最新作(右)の3台です。
菊田さんのヴィオラはなんとサイズが42cmという大型で、雄大な音でした。
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私の最新作のヴィオラは、サイズは41cmと標準サイズ。ブログに紹介する間もなかったほどの最新作です! 次回のブログで改めてご紹介しますね~。
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私の新作ヴァイオリンが3台並びました。
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一番左が、このブログでもおなじみ「蝶杢くん」です。
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でも、フェアの展示ではあまり蝶杢は目立たなかったですね。手に取っていただいた方には楽しんでいただけたようです。

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私の最新作のヴァイオリンも2台展示されました。
同じ作者が同時に同じように作っていても、楽器に個性が出てきますね。

今回からの試みとして、プロの演奏家による試奏代行サービスを行いました。
音色の違いを第3者として聴いてみたいという人も多くて、演奏家の先生も大忙しでした。
写真は初日と2日目を担当してくださった菅野先生です。ブースの人並みがさびしくなると、演奏で盛り上げてもくださいました。
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また、毎年のことでもありますが、試奏している人(お互い知らない人同士なのですが)
の間で突然アンサンブルが始まったりしちゃいます。
私のヴァイオリンとヴィオラを使って始まった突然アンサンブル。
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楽器や音楽がつながりとなって人と人との出会いも生まれます。製作者としても楽しくてうれしいひと時でした。
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また、フェア最終日の11月6日には私のヴァイオリン「蝶杢くん」がコンサートで演奏されました。
ヴァイオリニストの川畠成道さんの演奏で、イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタの第一楽章でした。張りのある充実した音がホールに響き渡り、感激のコンサートでした。
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ちなみに、このコンサートの同じ部で、ALI(イタリア楽器製作者組合)代表として、私の師匠であるサンドロ・アジナリさんのヴァイオリンも演奏されました。奇しくも師弟対決になってしまいました。

というわけで、今年も怒涛の3日間も終わり、ブースのみんなで記念撮影です。
おつかれさまでした~!
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おかげさまで、私の最新作のヴィオラと、ヴァイオリン「蝶杢くん」は嫁ぎ先が決まり、
いいお客様の元へと旅立っていきました。「がんばれよ~!幸せになれよ~!」(←嫁いでいく娘を持つ親目線)

改めて、フェアに来ていただいたみなさま、どうもありがとうございました~!
来年も楽しみにしてますよ~!

P.S.
即売可能な私の新作のヴァイオリンがまだ残っておりますので、興味のある方は宮地楽器小金井店に直行すべし! 
Commented by junjun at 2011-11-16 07:36 x
高橋さん、こんにちは。恐縮ながら、初コメントさせて頂きます。
楽器フェアはお疲れ様でした。
実は高橋さんのブログをチェックしていたので、「蝶杢くん」はじめ、他の楽器もどんな音がするんだろう?って興味がありました。
私がお伺いした時も、沢山お客様がいらしていて岩下さんにお願いして高橋さんの楽器を弾かせていただきましたが、とても伸びがあり優しい音でした。有り難うございました。
しかも、初めて高橋さんとお会いしたので、緊張してました。笑
久しぶりの帰国?では、楽しい時間が過ごせるようお祈りいたします。
またお忙しい中、呉々もお身体ご自愛くださいませ。
(ブログで、junjunって名前が出ていて、驚きました!もしかして私の事?ならば、すっごく光栄です。)
Commented by 高橋 明 at 2011-11-20 08:45 x
junjunさま、初コメントありがとうございます。
フェアで菊田さんからjunjunさまですと紹介してもらいましたので、よくわかりましたよ。(ですので、もちろんjunjunさまのことですよ)
フェアでは、慌しくしておりましたので、ゆっくりご挨拶やお話できなくて、すみませんでした。
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
現在、地元の大阪滞在を終え、東京に戻ってきています。明日いよいよイタリアへ出発となります。 クレモナに戻ったら、またがんばって、よいいっそういい楽器へと精進していきたいと思います。 これからもどうぞよろしくお願いいたしますね。
Commented by きうち  at 2011-11-23 16:44 x
高橋さん お疲れ様でした。

蝶杢くん、光の加減だったのでしょうね。会場では、高橋さんに言われて初めて判ったぐらいでした…

今年も高橋さんの楽器を弾き比べることができて、なぜこんなにいろいろ違うの??? と驚きの連続でした。

今年は、VnよりVaの印象の方が強いのですが…できたてであの音なんですから、ニスが乾いて弾きこまれたら本当に楽しみな楽器になりますね。 

ここだけの話ですが…フェアー出品のVa3台の中で、私の好みはお世辞抜きで音・演奏のしやすさともに高橋さんの楽器が一番でした。
来年も素敵な楽器を拝見できるのを 楽しみにしております。

ではでは
Commented by トナカイ at 2011-11-23 22:41 x
高橋さん、弦楽器フェア、そして長期日本滞在お疲れ様でした。季節柄、トナカイに化けたくなった者です。私は3日間、弦楽器フェアに通ってしまいました。フェア最終日に川畠成道さんが蝶杢くんでイザイのヴァイオリンソナタを演奏していましが、演奏中に楽器を傾ける度、蝶杢くんの蝶杢模様がキラキラと輝き非常にステージ映えするヴァイオリンである事が分りました。黒檀のペグもステージ上でヴァイオリンの輪郭をはっきりと主張できて素敵でしたよ。音色の素晴らしさは勿論の事、高橋さんの視覚的センスにも人並外れたものを感じとれました。楽器でありながら芸術品?芸術品でありながら楽器?上手く表現できませんが、「高橋さんの楽器」で全てを伝える事が出来そうです。 トナカイより
Commented by トナカイ at 2011-11-23 22:45 x
御報告となりますが、私は弦楽器フェアでクレモナの著名な楽器製作家から「素晴らしい楽器」を譲って頂く事が出来ました。恐らく今後、高橋さんの最大のライバルとなる製作家の楽器だと思います。自分の楽器でありながら、「何か大切なものをお預かりしている」様で、楽器を育てる責任を感じています。
毎日演奏してますよ!育てていますよ!嫁いで来てくれたのですから....(正直に言って、いつになっても使うメドがつかない結婚資金を取り崩しました)。
これから、クレモナも寒さが増す事と思いますが、お体に気を付けて音創りにお励み下さい。
お父様へ  トナカイより
Commented by 高橋 明 at 2011-11-25 15:44 x
きうちさま、こんにちは。
弦楽器フェアでは大変おせわになりました。
蝶杢くん、フェア会場の全方向からの照明では特徴の蝶杢が目立たなかったですね~、残念。フェアで撮影した写真もピンボケしているし・・・。
ヴィオラも誉めいただき、ありがとうございます。
いろいろ改良してきたことが、いい風にご評価いただけたと思います。
私も、ニスが乾燥していくにつれて、どんどんよく響くようになると思います。 
これからも、よりよい作品を目指してがんばっていきますので、楽しみにしていてくださいね。
Commented by 高橋 明 at 2011-11-25 15:49 x
トナカイさま、こんにちは。 こちらこそ弦楽器フェアでは大変お世話になりました。蝶杢くんも喜んでくれていると思います。
クレモナの製作家の作品もご購入されたのですね。 えこひいきせず、蝶杢くんと仲良くかわいがっていただければと思います。 将来私のライバル・・・!? きっとすばらしい楽器なのでしょうね。 どの方なのか興味がありますので、メールでこっそり教えてくださいませ。(笑)

Commented by ゆい at 2011-12-04 10:46 x
高橋様、間のぬけたコメントでごめんなさい(^^;
今年の弦楽器フェア、ぜひうかがいたかったのですが、体調不良で行けず残念でした(TT)
今年も素晴らしい楽器だったのだろうと思うと、とても残念です。

この1ヵ月は練習もできずでしたが、ここから復活をはかります!
私の「明くん」も音が鳴るようになってきて(楽器はもともと素晴らしいのですが、私の力がいくらかマシになってきて)、これからが楽しみだと思っています(信ずるものは救われる・・・と思って(^^)!)。

寒い冬、お身体にお気をつけて、ますますご活躍くださいませ。
Commented by 高橋 明 at 2011-12-08 19:39 x
ゆいさま、こんにちは。 お返事遅くなってすみません。
弦楽器フェアではお会いできなくて、こちらも残念でしたが、体調不良とのこと、お体大切にしてくださいね。
復活に向けて、「明くん」も応援しておりますよ。 元気になって楽しく演奏できることを祈っております。
クレモナもすっかり冬で、クリスマスの雰囲気が盛り上がってきております。
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by akiravln | 2011-11-16 00:04 | 工房日記 | Comments(9)

イタリアのクレモナで活動しているヴァイオリン製作工房


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