新作楽器1
2012年 05月 04日
クレモナは、数日前までの雨続きから、すっかり晴天になり、夏が近づいております。
日本では、関西の弦楽器展示会が盛況に終了したようですね。
共同工房の同僚、菊田さんも、活動的に東京の宮地楽器に滞在されているようです。
私はクレモナ居残り組みで、がんばって仕事しております。
さて、昨年末から作り続けていた3台の楽器が完成しました!
ヴァイオリン2台と、ヴィオラ1台です! わ~パチパチ!!!
この3台の楽器、宮地楽器小金井店にて、5月12日から20日まで開催される弦楽器フェアにて紹介されます。この弦楽器フェア、私の他にクレモナの巨匠たちも一緒に展示されます。
私の在学時代の恩師プリモ・ピストーニ先生や、現在のクレモナの巨匠フランチェスコ・ビソロッティなどなど・・・。 私も行って見てみたい!!
宮地楽器小金井店弦楽器フェア
http://strings.miyajimusic.jp/sale/
まずは、3台の楽器で、左端のヴァイオリンから初回しますね。
他の楽器は、引き続き紹介したいと思います。
この楽器は、1715年アントニオ・ストラディヴァリのモデルです。
裏板の虎杢も細かい材料を選別し、上品な仕上げで仕上げました。
音も、明るく張りのある音質になりました。
クリックすると、大きく表示されます。
(大きめにアップロードすると、写真の右端が切れてしまうのですね・・・。クリックして大きくしてみてくださいませ)
見ていただき、ありがとうございました。
引き続き、残りの楽器もご紹介しますね。
おめでとうございますϵ( 'Θ' )϶
私も高橋さんのバイオリンみたいなあ。(=´∀`)人(´∀`=)
他の2台の紹介も楽しみにしています!
今回は、3台のうち一番先に完成したヴァイオリンを紹介しました。
二男一女の長男くんヴァイオリンです。 次回のブログでは次男くんヴァイオリンを紹介する予定です。最後は一番下の長女ヴィオラちゃんの「蝶杢ちゃん」です。 (イタリア語ではヴァイオリンは男性名詞、ヴィオラは女性名詞なので・・・)
ちなみに、次男くんと長女ちゃんは、現在中国上空あたりの飛行機の中です。間もなく日本到着です!
そうなんですよ。3台同時で作っておりました。
そのため、時間もかかってしまいましたが。 ブログも停滞していたのは、そのためですね・・・。(無理矢理な言い訳!)
今回の楽器、一応コンクール用に作っていたわけですが、宮地楽器さんのフェアのために提供させていただきました。 そのため、コンクールに出品する予定はないのですが、もしフェアで売れ残ったら、送り返してもらって、コンクールに出すかも!?
次回のコンクール用は、現在がんばって別のものを作っておりますので、シカさまの強力な祈祷はぜひテレパシーでイタリアまで飛ばしてくださいませ~。
宮地楽器での弦楽器フェア、楽しみにしていてくださいませ。 残念ながら私はその場におりませんが、できることならばイタリアから飛んで行きたいです・・・。
試奏も、もちろんできますよ。
さて、ご質問の件ですが、改めてメールでお返事させていただきますね。 いましばらくお待ちくださいませ。
どうぞ、かわいがってやってくださいませ。
完成した印象は、元気はつらつの明るい男の子という感じです。 名前はぜひsyougoさまが命名してやってくださいませ。
イタリア語では、ヴァイオリンは男性名詞ですが、別に男の子の名前でなくても、女の子でもいいですよ。 ドイツ語では女性名詞ですので。
11月のフェアでお会いできることを楽しみにしております。
どうもありがとうございました。