弦楽器フェアのご報告
2016年 11月 14日
少し間が空いてしまいましたが、弦楽器フェア2016も無事終了しました。
来ていただいたみなさま、どうもありがとうございました。
また、今回来られなかった方も来年お待ちしております。
今年は宮地楽器小金井店ブースとして我々クレモナの製作者を紹介してから記念すべき10回目の出展となりました。
私たち宮地楽器小金井店の、今回のブースです。
今回の参加メンバーは、菊田浩・高橋明・百瀬裕明・西村翔太郎、そして今回は数年ぶりに初期メンバーの天野年員さんが戻ってきてくれました。
例年のように、ずらっと楽器が並んでおります。
西村さんのチェロが2台並んでおります。
ヴィオラも大量です。右から2台目が私のヴィオラです。
ガラスケースには私と菊田さんの最新作のヴァイオリンが入っています。
これが私の最新作のヴァイオリン
フェアが始まると、お客さんでごった返しです。
宮地楽器小金井店の顔(?)、山本さん。
そして、われらがヒーロー菊田さん。(初日はまだ元気そうです・・・笑!)
今回、数年ぶりにブースに戻ってきてくれた天野さんも、お客さんとの久しぶりの再会です。
新婚の西村さん(右)、今回チェロのお客さんがたくさんいらっしゃいました。。
普段、もの静かな百瀬さんも、お客さんの対応には熱が入ります。
そして、最後は私。時にはお客さんにねだられて私が自分の楽器を演奏することも。
お客さんが多い時には、ブースにお客さんがいっぱいになり、私たちがブースから追いやられてしまう羽目に・・・!
さてさて、今回は地下ホールで行われる試奏コンサートに私のヴァイオリンが演奏されました。(11月6日)
その本番数時間前に奏者の川畠成道さんによって、各楽器に合う曲目を決めるリハーサルが行われます。
まずはリハーサル室にて参加楽器が持ち運ばれます。
(手前から2本目が私の楽器)
ヴァイオリニストの川畠さんが1台づつ試奏していき、演奏予定の曲の中から楽器に合う曲を選定していきます。
演奏予定の曲、バッハやイザイやパガニーニの無伴奏曲二十数曲の中から私の楽器で選定された曲は、なんとバッハのシャコンヌ。
私にとっては感慨深いものがありました。・・・というのは、この楽器は、完成してから日本に持ち帰るまでの3週間余り、私がバッハのシャコンヌを弾いて、音慣らししていたのでした!
その想いが川畠さんに伝わったのか、偶然にもシャコンヌが選ばれたということです。
写真は、試奏コンサートにて製作者紹介の場面。(右から2人目の顔のでかいのが私!)
本番は写真撮影禁止なので、演奏中の写真はありませんが、私の楽器で奏でるシャコンヌの暖かくて染みわたるような充実した音色は、特に製作者には感涙ものでした。(もちろん奏者の川畠さんの力量のおかげです)
そんなこんなで、今年のフェアも皆様のおかげで充実したフェアになりました。
どうもありがとうございました。
次回のブログは、フェアの裏舞台、準備日のブース設営の模様などご紹介する予定です。
川畠さんのようにうまく弾けるように、シャコンヌ練習しよ~っと!
宮地楽器さんのブースは、大盛り上がりでしたね。
そんな中、高橋さんバイオリンを触らせて下さいまして本当にありがとうございます。
日曜日当日に、演奏され、またお客様に引き渡す楽器との事で、少々緊張して弾かせて頂きましたが
大変素敵な音で、柔らかで、また透明感があり
ました。
また、シャコンヌの演奏も素晴らしいものでした。
とても、楽しくドキドキした時間が過ごせた事
感謝いたします。
日本では、お忙しい日々と思いますが、呉々も
お身体御自愛くださいませ。
フェアに来ていただいてありがとうございました。
楽器も弾いていただいてありがとうございます。
新作楽器も、完成直後と時差ボケでまだ完全には目覚めてない状態でしたが、試奏コンサートでは上品で濃厚な音を響かせてくれました。これからどのように楽器も成長していくか、たのしみです。私もjunjunさんのように毎年来場していただいて弾いていただいている方に試奏していただき、ご感想をいただけることは大変勉強になります。どうもありがとうございました。