裏板・表板の荒削り
2007年 02月 06日
ニス塗りをしながら、3台のヴァイオリンの作業をしました。表板・裏板の内側をえぐる荒削り。最終の厚みより約1mm厚く残して、残りを取り除く作業です。丸ノミでざくざく掘り込んでいくのですが、削っている時はどこまで削っているかはわからない。時々厚み測定器で測りながら削っていく作業です。何も考えずに削っていると、すぐ最終厚みより薄くなったり、最悪は穴があきます。うはは~!(←恐怖のあまり、発狂しそうになる!)
表板は柔らかいので手も痛くなく早く終わるが、裏板は堅いので力がいるし時間がかかる。腕力と忍耐力の勝負!
この写真は彫り始めてすぐのところ。裏板です。まだまだ厚いのですが、心配なのでしょっちゅう厚み測定器で測る。何台作ってもこの不安は残ります!
最終的に下の写真のようになります。最終厚み+1mmの厚みに仕上がりました。
これからは豆カンナで、最終厚み+0.2mmになるようにより精密に仕上げます。
豆カンナのあとはスクレーパーという工具で最終厚みまでもって行きます。まだまだ先は長い~!!!
結局本日はヴァイオリンの表板・裏板3台分の内側荒削り(計6枚!)が終わって時間切れ!
おかげで私の手のひらは、ノミの跡が赤く残りました。(笑)
筋肉痛になりそう・・・。
私は週末に大きなカンナかけただけで腕が上がらなくなりました。(笑)
ホームページには時々おじゃましていたんですが、立ちカンナなどの楽しいアイディアにいろいろヒントをいただいておりました。
豆はやっぱりそこにできるんですね。チェロもどきの表板削りで難儀しております。
砥石について今、いろいろ研究中なのでまた参考にさせていただきます。
どうも、はじめまして。書き込みありがとうございます。
手のひらのノミ豆は、慣れてくると皮膚がそこだけ硬くなってグローブみたいになりますよ。そうしたら手袋をつけなくても痛くなりません。私のはわずかに皮膚が硬くなってきております。
友人の製作者で、ノミの柄をライフル状にしている人もおりますよ。力が入れやすいようです。
砥石や研ぎなども疑問があれば遠慮なくご質問ください。私が答えられるかどうかわかりませんが・・・(笑)