ニスがいい色になってきました
2007年 02月 22日
色は深い赤色で、こんなもんで色は完成です。
本日は、縁の部分の色ニスを一旦落とす作業をしておりました。
この部分は再度色ニスを塗り、本体よりも少し薄い色にして仕上げます。なぜ一旦落とすかと言うと、縁の部分はニスが溜まりやすいので再度塗りなおした方が綺麗にうまくいくからです。同様にf字孔や糸巻き箱のニスも落とします。二度手間でもありますし、本当なら縁も本体と同時に仕上げられたらいいのですがね・・・!
というわけで、縁のニスを落とした状態。写真はオレンジ色に見えますが、実際は濃い赤。
表板にミミズがうねっているように見えるのは、ハーゼと呼ばれる蝶杢(イタリアではマスキアトゥーラといいます)。f字孔の内部も、この段階では真っ白!
裏板も1枚板で、トラ目もよく出ています。
スクロールの縁の部分も軽くニスを落として、明るい色にします。
糸巻箱の内部もこの段階では真っ白の状態。
この作業、3台分だけで夜中までかかってしまいました。
ここまでの作業で、ニス塗りはまだ8割ほど。これから色ムラをとりながら縁の色ニスを再度塗り、最後に透明ニスを数回塗って、またまた磨き上げて完成となります。がんばるぞ~!
気の遠くなるような工程ですね。
ふちやスクロールの部分のニスを一旦落とすって・・・へえ、そうなんですか。
バイオリンは娘のをいつも見ているんですが、そんな風にしているとは知りませんでした。
最後に透明ニスをまだ数回塗るのですか、しんどいことですね。
う~む、僕にはバイオリン作りは向いていません。
もちろん、全部の楽器がそうしているわけではないのですよ。
工場製などこんな手間なことしないでしょうし、うまい製作者はそのままでもうまく塗るでしょうし。
白木でもニス塗りでも、仕上げの最後の工程に近づくほど細かい作業となり、手間と時間がかかります。ニスの最後は針のような細筆で修正を行います。この作業は、時間がたつのを忘れるほどの集中力が要って、終わるとまるで知らない間に3・4時間たったようです。プチ浦島太郎現象です。(笑)
どういいですか?
くわしく教えてクダサイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
面白そうですね。「親子で楽しく?」困ったなぁ?困ったなぁ?困ったぞぉ?80歳の父親を連れていくかなぁ?親子だ、親子。
宮地楽器さんからも案内のお手紙が届きました。ゴールデンウィーク中ですので、行ってみたくなりました。当日受付でも大丈夫ですかね?
お会いできる事を楽しみにしています。