チェコから突然のお客様
2007年 05月 16日
シメオネ・モラッシさんからで、「アキラ、びっくりすることがある!デジカメ持って、すぐ来てみろ!」とのこと。何が起こったのかと、眠い目をこすりながら用意してモラッシさんの店に直行。
着いてみると、びっくり!2年前のチェコのルビーで開催されたコンクールでお世話になった一団がクレモナに来ていた。私が優勝したコンクールだ。懐かしい顔ぶれに逢えて、喜びもひとしお。一度クレモナに訪れたいと聞いてはいたのだが、こんなに突然とは思わなかった・・・!
チェコのヴァイオリン製作学校の校長先生に就任したSdenek Zadinaさん(写真のでかい白ひげのおっちゃん)が、クレモナの学校を見学して、学校間の交流を深めたいとのこと。
シメオネさんとダニッロさん、そして私で学校の中を案内しました。
私は久しぶりに入る学校、懐かし~。大きくは変わっていないが、細かいところは変わっている。パソコン実習のパソコンの数が大幅に充実している。
副校長のジョルジョ・スコラーリさんが、いろいろ説明してくれました。
保管倉庫の中も見学。学生の作った楽器が保管されているが、私がいた頃よりだいぶ増えているな~。
学校の博物館の中も見学しました。久しぶりに入る博物館に、私も少し興奮ぎみ。ロゼッタマニアの私は、案内も忘れてバロックギターのロゼッタの写真を撮りまくっておりました。(笑)
そして、クレモナのヴァイオリン製作学校の校長先生との会談。会談の最後はクレモナそしてチェコの両校長の固い握手。これを機会に各校の交流が盛んになることを祈っております。
ちなみに写真右の女性がクレモナの製作学校の現校長。私が卒業してから就任されたので、名前は知らない(笑)。
その後みんなでお昼を食べて、午後からクレモナの街を案内することになりましたが、シメオネさんが「仕事があるから・・・」と言って一抜け、次にダニッロさんが「用事があるから」と言って二抜け・・・!残ったのは私一人! 私一人で3人のチェコ人を、市庁舎博物館・ストラディヴァリ博物館・トラッツォ(時計台)に案内するはめになってしまいました。問題は、マルティーナさん(女性)以外は英語がしゃべれない。その上、私の英語は「ナンチャッテ英語」。でも、それはそれで、楽しく和気あいあいのひと時でした。久しぶりにトラツッオに登ったので、明日は筋肉痛だ~!!!
余談:2年前のコンクールで私が持っていたミノルタのデジカメを見て、購入を検討していたZadinaさんは私に「どのメーカーのデジカメがいいのか?」と聞いてきた。ミノルタフアンだった私はすかさず「ミノルタがいいよ~!」。彼はその後すぐミノルタの一眼デジカメを購入して、今回持ってきた。「アキラ、お前がいいというからミノルタ買ったぞ~!」・・・でも、ごめんね。ミノルタはその後カメラ生産やめてしまったのです・・・。