イゼオ湖のコンクールに行ってきました!
2007年 08月 11日
このコンクールは、今回が第1回。 数年前に中止になったバヴェーノ国内コンクールの代わりとして開催されました。
参加楽器はヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスですが、このコンクールの面白いところは、それぞれの楽器にてカテゴリーが以下の3つに分かれています。
●正規にプロ登録した人へのプロフェッショナル部門
●製作学校在学または卒業して2年以内の人への学生部門
●その他楽器製作に従事しているすべての人へのフリー部門
ちなみに今回は私こと高橋明は参加しておりません! だって、今年はもう2回コンクールに参加しているし、体力が持ちませ~ん。ちなみに天野さんと菊田さんも参加しておりません。
でも興味があったので、友人に誘ってもらもらうと二つ返事で「見に行く~!」。
コンクールが開催されたPisogneという街は、ブレーシャの北約30kmのイゼオ湖の湖畔の街。 バヴェーノの街もそうでしたが、湖畔の美しいリゾート地です。友人の車に乗っけてもらって、クレモナから1時間ほどで到着。
昨日(10日)は、午後から各楽器の最終公開審査でした。目隠し用のついたての後ろで演奏家の審査員が最終選考に残った各楽器3~6台を演奏していきます。面白いのは一般参加者にも採点表が配られ、その点数も採点に加えられるとのことです。
さて、本日(11日)は午後に審査発表・表彰式がありました。
まずは楽器展示会場の風景です。
コンクール審査結果
●プロフェッショナル部門
ヴァイオリン (参加台数 13台)
第1位 TAGUCHI TAKASHI
第2位 ELISABETTA GIORDANO
第3位 MICHIELON DARIO
ヴィオラ (参加台数 1台)
第1位 該当者なし
第2位 該当者なし
第3位 該当者なし
特別音響賞 ELISABETTA GIORDANO
チェロ (参加台数 5台)
第1位 ZANRE ANDREA
第2位 CAVAGNOLI ROBERTO
第3位 SHUICHI TAKAHASHI
コントラバス (参加台数 1台)
第1位 該当なし
第2位 該当なし
第3位 該当なし
●学生部門
ヴァイオリン (参加台数 26 台)
第1位 YOKO YACHI
第2位 JUN MIN JUN
第3位 CLAUDIO PROFILO
ヴィオラ (参加台数 5台)
第1位 HAI JONATHAN
第2位 JUN MIN JUN
第3位 WATARU SHINOZAKI
チェロ (参加台数 5台)
第1位 LEE YEOL SUNG
第2位 JUN SOON YOON
第3位 NAGAISHI HAYATO
コントラバス (参加台数 2台)
第1位 SUZUKI TETSU
第2位 IGNAZIO SANFILIPPO
第3位 該当者なし
●フリー部門
ヴァイオリン (参加台数 16台)
第1位 ICHIRO TSUTSUMI
第2位 LUDOVIC LASARAT
第3位 VIRGILIO CREMONINI
ヴィオラ (参加台数 3台)
第1位 MIGANI PIERLUIGI
第2位 ERIKO TSUCHIYA
第3位 PAMPALONE ALESSIO
今回イタリア国内コンクールというわけで、外国人であってもイタリア国内で在住(就労・留学)している人が対象になります。
日本人は赤色で表示してみました。たくさんの日本人が入賞しましたね~。みんなおめでと~!また、韓国人も多数入賞していて強いです。
プロ部門ヴァイオリン第1位のタグチ タカシさんです。おめでと~!(すいません、名前の漢字がわかりませんでした)
学生部門コントラバス第1位のスズキ テツさんです。おめでと~!(すいません、名前の漢字がわかりませんでした)
今回残念だったのは、ヴァイオリンでフリー部門第1位の堤一郎さんと、学生部門第1位の谷内陽子さんが、日本一時帰国中で表彰式にこれなかったこと。このブログを見ている堤さん、谷内さん、おめでと~!
ほんとうに素晴らしい!
みなさん、おめでとうございます!
私はこういう素晴らしい人達を、きちんと伝えていくことが大切だと思っています。
それにしても日本人の活躍すごいのですね。びっくりしました。
やはり日本人の感性や手の器用さが結果にでているのでしょうか?あと勤勉で努力を惜しまない事も。
高橋さんの工房にもいずれたくさんの日本人の方が見習い志望されるのでしょうね!
体力つけてますます頑張ってください☆☆
そうですよね。私以外の日本人もみんながんばってますよね。その地道な努力がこういう形で報われるというのも、すばらしいことです。それをブログで紹介できた私も嬉しく思います。 どうもありがとうございました。
私も参加しておけばよかった~!!!(←後悔先に立たず・・・)