サント・セラフィン 白木完成!
2007年 08月 17日
わ~、ぱちぱち!!!
と言っても、白木での完成です。
これからまた、なが~いニス塗り作業が始まります。
ニス塗り作業は、時間がかかると言っても、大半は乾燥のための時間です。
30分くらいで1回ニス塗りをしたら、1日乾燥させるという感じで、乾燥したら、軽く磨き上げしてまた1回ニス塗りをして1日乾燥させるという感じです。
乾燥させている間は、次の楽器の作業に入ります。
少しほっと一息ついて、次は410mmのヴィオラです。
とりあえずは、白木の完成で大きな山が越せました!
今夜はお祝いだ~!(と言っても、一人でワインを飲むだけ!)
白木の写真を掲載します。お楽しみください。
でも白木は真っ白で、写真が撮りにくい~!
スクロールの面なんか、ホントにやりにくいところまでしっかりと手が入っていて、いつもじっくり取り組んで作っておられるのがよく分かります。
ところで、ペグ穴は「下穴」の状態で塗りに入るのですか?
以前も僕はそうしていましたが、ニスを仕上げてからリーマーをかけると、穴の周りのニスが欠けたりして、結構みっともなくなった事があります。ニスの質にもよるのでしょうが。。
いやー、美しいですね。当然楽器なのですが、ほんと芸術品の美しさです。裏板のバーズアイも仕上がるといっそう美しいのでしょうね。お祝いのワインがおいしいワインになりますよう。楽器にこれだけ職人さんの気がこもってると思うとまたまた感動します。
ペグ穴は、ニス塗りの後に仕上げております。はたさまがおっしゃるように、はじめから仕上げておいた方が絶対いいのですが、付属品取り付けの時にできるだけ修正できるように最後に残しております。要は私が不安なだけで、きっちりできるならはじめに仕上げておいた方が絶対にきれいに仕上がりますよね。あとで微調整しなくても良いように、はじめからきっちりできるようにがんばります!(笑)
ちなみにニス欠けですが、ニス塗りたての半乾きの状態では欠けにくいです。完全乾燥してしまうと必ず欠けるでしょうね。
美しいと言ってもらって、お恥ずかしいです。私の腕というよりも、木の美しさですね。写真では白木の状態で、バーズアイも判別しにくいですが、ニスの下塗りの段階ではっきり出てきます。白木の写真ではほとんど見えない波模様も、下塗りでたくさん浮き上がってきました。
ちなみにこの日のお祝いのワイン、すごくおいしかったため、飲みすぎて翌日二日酔いでした・・・(笑)。
二日酔いはもう大丈夫ですか?
私は一目、新聞の話しを見て、ただいま汗だくで5件のコンビニを回り、最後にJRの駅員さんにたのんでキオスクでやっと手に入れました!
すごい記事ですね!!
あ~夜10時でも気づいてよかったです。
ニス塗り、頑張ってくださいね☆楽しみにしていますっ
新聞記事見ていただいて、ありがとうございます。
日経新聞の夕刊は駅やコンビニであまり売ってないようですね。実家の父も探し回って、やっと新聞販売所で手に入れたみたいです。お騒がせしてすみませんでした。
記事もいい感じで紹介されてるようですね。ありがとうございました。
泡と言ってもシャンパン~スパークリングなのですが、E.Bach氏も一緒です。そろそろ春めいて、もとい、秋めいて虫の音が聞かれるようになりました。季節の変わり目には体調にもお気をつけ下さい。それでは
クレモナも暑くなったり涼しくなったり、不安定な気候が続いております。熱帯夜で暑くて寝れなかったのに、朝起きたら寒かった・・・というように。納涼泡パーティ、たのしそうですね。E.Bach氏にもよろしくお伝えください。ミッチーにもね。
ブログの楽器の写真、見せていただきました。すごい裏板ですね。でも、バーズアイと通常呼ばれている模様ではないようですね。木の根っこに近い「こぶ」の部分のようです。木目が大きくうねっているので、面積の多くの部分は表面に直角くらいに繊維が寸断されているかと思います。厚み調整が難しそうですね。このような材料で、どんな音になるのか、私も一度挑戦してみたいです。とにかく、見た目は非常に美しいですよね。