ご無沙汰してしまいました
2007年 09月 06日
この間、いろいろなことがあり、ばたばたしておりました。
サント・セラフィンモデル、色ニスが終わり、最終リタッチに入っております。
それが終われば、透明ニスを5・6回塗って磨き上げ、付属品を取り付けて完成です。
公開はいましばらくお待ちを・・・!
前の楽器をリタッチしつつ、すでに次の楽器の製作に入っております。
次はストラディヴァリモデルのヴィオラです。
胴体長さ410mm。ヴィオラは久しぶりですので、でかく感じます。(笑)
まずは型枠にブロックを取り付けます。
ブロックを成形したあと、中央の横板取り付けから始めます。
写真は、横板が終了してライニングを取り付けているところ。
なんか、ロボコップみたいです。(笑)
横板が完成すると、それを元に次は表板・裏板にアウトラインを描きます。
横板が取り付いた型枠を、裏板に仮固定しているところです。
表板の荒削りです。中央の一番高くなる部分の周辺を平面で残しながら、その他の部分をざっと丸ノミで削り取ります。表板は柔らかいので、作業が楽です。でもその分削りすぎ易いので、注意が必要です。
いよいよ裏板の荒削りです。裏板は硬いので荒削りも体力仕事です。また手のひらのマメが再発しそう!
こんな感じでここ数日のお仕事をダイジェストでみていただきました。
ビオラを購入される方は、自分のビオラの製作工程がわかって羨ましいです~☆
私のチェロのマエストロは約束では製作工程の写真画像を時々送ってくださるとのことでしたけど、結局半年後に「出来ました!」メールのみでした~。
イタリア人らしくていいですけどね。
私も秋の公募用になんとクレモナの塔から見た風景を描き始めました☆
描きながら懐かしくクレモナを思い出しています。
セラフィンモデル&ビオラの製作頑張ってくださいね~楽しみにしております♪
注文いただいているお客様だけでなく、みなさんに製作過程を見ていただけるのがブログのいいところですね。でも仕事がたて込んで忙しくなってくると、ブログどころか写真を撮っておくことすらできなくなってきてしまいます。あとで空いた時間にブログに掲載しようと思ったときに、「あっ、写真撮ってなかった・・・」ということもたまにあります。(笑) きっと、ひかるさまのチェロのマエストロはそんな感じだったのではないかと思いますよ。
公募用の風景画、がんばってください。クレモナの雰囲気が出るといいですね。
私も2台の楽器の完成目指して、がんばります~。