ネック加工作業

みなさま、またしばらくごぶさたしておりました。
急ぎの仕事が重なって、土・日返上でしごとしておりました。(笑)

前回から、重荷だった指板の加工も終わり、次はネック作業です。
ネック加工風景はいままでみなさんに見てもらっていますので、今回はその少し前の作業を紹介しますね。

ほぼ仕上がった指板を、ネックに仮付けしてから作業が始まります。
私の場合、ネックはこの段階まで幅を平行に残したままです。その方が万力で挟みやすいという、ただそれだけの理由なのですが・・・。

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仮付けした指板に合わしてネックの幅を削り込みます。クレモナの多くのマエストロたちは、この部分の加工を普通の丸ノミ(内丸ノミ)でやっておりますが、私は外丸(そとまる)ノミというちょっと変わったノミを使っております。この外丸ノミ、このような作業には非常に便利なのですが、なぜみんな使わないのか不思議です~。 実際、欧米にはこのようなタイプのノミは流通してないですね。
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この外丸ノミ、刃を研ぐ面が通常の丸ノミとは逆になっており、一定の曲線でまっすぐに削れます。ちょうど丸ノミと平のみの中間みたいな使い方ができるのです。
ちなみに、この外丸ノミは、楽器作りでも便利で、スクロールのアウトライン成形やコーナーブロックの成形に抜群の威力を発揮します。

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こんな感じで、ネック側面の荒削りを終わり、平のみで仕上げをします。

今回、少しマニアックな話でしたね~。おそまつ!
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by akiravln | 2008-01-20 20:44 | 工房日記