チェコのコンクールから帰ってきました!
2008年 04月 29日
さてさて、チェコのコンクールから帰ってきました。 体力的にも精神的にもハードなコンクールでした! 23日から26日までの4日間開催されたチェコ共和国の"Venceslava Metelky"国際ヴァイオリン製作コンクールは、今年第3回目になり、7年ごとに開催されていますが、前回の2004年から4年後の開催となりました。 このコンクールの特徴は、ヴァイオリンの頭部(スクロール)の現地競技があることで、世界的にも例のないコンクールです。
クレモナからの参加は全部で14人、なんとその半数近くの6人が日本人です!!
結果から発表しますと、私は20位でした。 かんばしい結果とはいえませんが、強豪たちが集まるこのコンクールで、上位半数に入れただけでも満足です。 なにはともあれ、コンクールに間に合わせて楽器を仕上げられただけでも奇跡のようだったので・・・。(笑)
コンクールが開催された、チェコ共和国の街Nahodです。
この街の中心の広場です。正面がコンクール会場です。
到着してその日に楽器提出。提出されたヴァイオリンが並べられていきます。
提出も終わり、すぐに開会式です。Nachod市の市長のご挨拶がありました。
開会式が開催された、Nachod市庁舎です。
その翌日、早速このコンクールのメイン、スクロール製作競技です。朝8時から夜11時までぶっ通しのこの競技。残念ながら、私は作業に夢中で撮影できませんでした!(泣)
そういうわけで、競技が終わって並べられた参加者の作品たち。 壮観です!
スクロール製作競技の翌日、ホールにて音響審査がありました。
コンクール会場の大ホールです。
参加者たちの楽器が1台づつ演奏されていきます。
客席中央には審査員が座り、その後ろに参加者席があります。審査員席の後ろで、演奏されている楽器の製作者名が掲示されます。
そんなこんなで審査も終わり、最終日の表彰式が始まります。
表彰式前にクレモナグループで集まり、記念写真です。
表彰式会場は、スクロール製作競技をした会場。おいしそ~な料理がならんでおります。
表彰式直前に地元の室内楽の演奏がありました。
表彰状や、特別賞品が並んでおります。
総合優勝された、チェコのKus Frantisekさんです。
私の師匠、サンドロ・アジナリさんは、堂々の2位受賞です。
同じくクレモナから参加のマルコ・オジオさんは第3位を受賞しました。
表彰式での私です。入賞はしなかったものの、満面の笑み!(笑)
今回、クレモナから一緒に参加した菊田浩さんは第8位、天野年員さんは第5・6位と大健闘でした。 みんなおめでとう!
ちなみに、今回のこのコンクール、日本のテレビ局が密着取材してくれました。
翌日、チェコの首都プラハに出発、一泊して早朝6時にプラハ空港からイタリアへの飛行機に乗りました。 みんなへとへとに疲れましたが、充実したコンクールでした。体力回復に数日かかかりそうです~。(笑)
コンクールお疲れ様でした!
又次に向かって既に頑張っていらっしゃるところでしょうか?
例の番組。。。見れませんでした。。が番組HPでは高橋さんの男泣きが見れました。感動的だったのでしょうね☆
とても残念です。。また再放送情報がありましたら教えてください!
日本はGWに突入しましたよ。
お体に気をつけて頑張ってください☆
すごくハードなコンクールで、疲れました。特に最後の1日はプラハ観光で、ほとんど寝ずに早朝の便に乗りましたので、クレモナに到着してからも3日間くらいは時差ぼけ状態でした・・・(チェコとイタリアは時差がないのですが・・・笑)
今はもうがんばって仕事しております。
5月の展示会も、菊田さんと一緒に向かう予定です。みなさんにまたお会いできることを楽しみにしております。
どの地方局も日曜日の放映ですが、時間帯はそれぞれ違います。
見れたらいいですね・・・私はまだ見れておりませんが・・・。(笑)
そうそう、5月初旬も別のコンクールがあります。今回は現地に行かなくてもいいコンクールですし、楽器もありますので、比較的ゆっくりしております。あとは神頼みですね・・・(笑)。
賞品の後ろにある渦巻きは、過去の優勝者たちの渦巻きです。その前にあるのは、渦巻きの形をしたトロフィーで、スクロール作業優勝者に授与されました。
この時期は毎年コンクールがかたまっているので大変ですが、コンクールは結果が重要ではなく、それまでに向けて自分を追い込んでいくことが良い楽器作りに繋がっていきます。まさに参加することに意義があるということですね。今回のコンクールは、非常に勉強になることが多くありましたので、これからよりよい楽器作りを目指してがんばりますね。
かなりお忙しかったでしょうに、完成して何よりでしたね。
それにしてもスクロールの写真は圧巻ですね。
あれだけ並ぶと、良し悪しは素人なのでわかりませんが、
いろいろな人の癖が見えるのではないでしょうか?
面白いですね。
さて、高橋様、
体を一休みして、また明日の未来のバイオリンに向かって
頑張ってくださいませ。
連続で開催されるコンクール、その直後の日本一時帰国と、この時期ばたばたしております。(毎年のことですが・・・)
スクロールも、みなさん力作でしたよ。スクロールの並んだ姿、このコンクールの見所のひとつですね。 中国の人海戦術工場なんかは、こんな感じなのかな?と、想像してしまいます。(笑)
なかなか体の休む間もないこの時期ですが、無理しないようにがんばっております。これからも応援よろしくお願いしますね。
関西でなかなか見ていただく機会がなくて、申し訳ないです。 東京までご旅行の再はぜひ小金井までお立ち寄りくださいね。
さて、サンドロ・アジナリさんのホームページは、私のホームページのリンクに紹介してあります。日本語ページもありますので(私が翻訳しました!)、楽しんでいただけると思います。マルキさんのメールアドレスは残念ながら知りません。(というより、メールしているのだろうか・・・?)