日本滞在中日記1
2008年 07月 16日
私の実家が大阪なもので、いつもはJALとアリタリアの共同運航便のミラノ→関西空港の直行便を利用しておりましたが、4月から運行が無くなってしまったのです。しかたなく、ミラノ→成田便で東京入り。大阪の実家に戻ることなく、そのまま展示会に直行です。
今回の主要目的である、日本バイオリン製作研究会の第6回作品展示会が、5月24・25日の2日間開催されました。
あいにくの雨模様でしたが、多くの方に来場していただき、今年も盛況な展示会となりました。
今年も60台を越えるヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが展示されました。日本バイオリン製作研究会の会員たちの力作が並びます。
今年もクレモナからは菊田浩さんと共に私こと高橋明も参加させていただきました。
写真上の正面右から、私のヴァイオリン2台、そして菊田さんのヴァイオリン2台とヴィオラです。ちなみに右から2台目は私のチャイコフスキー・コンクール第2位をいただいた作品。もひとつちなみに、右から3台目は菊田さんのチャイコフスキー・コンクール第1位作品です。
なんか、写真がピンボケですね! カメラも時差ぼけなのだろうか?!
24日は、出品作品によるミニ・コンサートがありました。ヴァイオリン演奏は西田博さん、ピアノ伴奏は西田由美子さんです。
25日のミニ・コンサートで、私のヴァイオリン(チャイコフスキー・コンクール第2位作品)がトリで演奏されました。ヴァイオリン演奏は三澤裕美子さん、ピアノ伴奏は間瀬紀子さんでした。演奏曲はポンセ作曲のエストレリータで、三澤さんの温かみのある丁寧な演奏でした。私は内心ひやひやものでしたが、三澤さんのおかげで充実した音が会場に響き渡りました。
人気者の菊田さんは、音楽雑誌からのインタビューぜめにあっておりました。
最終日の午後は、毎年この展示会の恒例である会員と来場者による即席カルテットでした。
突然駆り出された第1ヴァイオリンは、菊田さんのチャイコン1位作品、第2ヴァイオリンは私のチャイコン2位作品でした~。思いもかけず菊田さんの楽器とのアンサンブルを楽しませていただきました。
というわけで、今年も充実した展示会でした。久しぶりにお会いする会員の皆様、来て頂いた来場者のみなさま、ありがとうございました。また来年お会いしましょう!